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都市鎌倉が形成されていく過程、そこを往来する人々の営み、都市におけるさまざまな「場」が有する意味や機能―。文献史学・考古学の諸史料を紐解き、中世鎌倉の内実を明らかにし、また、外部との関わりの諸相を検討することで、東国における中枢都市として展開した鎌倉の歴史的意義を読み解く。
秋山哲雄(あきやま・てつお)1972年生まれ。国士舘大学文学部教授。専門は日本中世史。主な著書に『北条氏権力と都市鎌倉』(吉川弘文館、2006年)、『都市鎌倉の中世史』(吉川弘文館、2010年)、『鎌倉幕府滅亡と北条氏一族』(吉川弘文館、2013年)などがある。