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全訳 封神演義 3

二階堂善弘 監訳/山下一夫・中塚亮・二ノ宮聡 訳
ISBN 978-4-585-29643-0 Cコード 0097
刊行年月 2018年1月 判型・製本 四六判・並製 480 頁
キーワード 古典,中国

定価:3,520円
(本体 3,200円) ポイント:96pt

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書籍の詳細

太上老君、元始天尊、通天教主、ついに動く!

聞仲・趙公明・三仙姑・十絶陣に破竹の勢いで勝利する姜子牙率いる周軍。
鄧九公・鄧嬋玉親子は周に下り、殷郊・殷洪兄弟は運命に逆らい横死する。
闡教・截教のぶつかり合いも本格化。次々に仙人が地上に舞い降りる、全訳第3巻!

※『封神演義』(ほうしんえんぎ)とは
中国明代に成立した神怪小説。『商周演義』、『封神伝』、『封神榜』、『封神榜演義』ともいう。史実の殷周易姓革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げるスケールの大きい作品。文学作品としての評価は高くないが、中国大衆の宗教文化・民間信仰に大きな影響を与えたとされる。著者(編者)は一般に許仲琳とされることが多いが、定説はない。

【本書の特徴】
・封神演義(全100回)を全訳。
・神仙研究者、中国文学者、中国白話小説(封神演義)研究者、中国民間信仰研究者、各エキスパートが訳出。
・各巻末コラムに「図像化」や「演劇」など、物語にまつわる多面的な内容を収載

 

 

目次
人物紹介
封神演義 主要地図
《本編》
第五十一回 子牙、営を劫い聞仲を破る
第五十二回 絶龍嶺にて聞仲、天に帰す
第五十三回 鄧九公、勅を奉じて西征す
第五十四回 土行孫、功を立て耀を顕す
第五十五回 土行孫、西岐に帰伏する
第五十六回 子牙、計を設けて九公を収む
第五十七回 冀州侯蘇護、西岐を伐つ
第五十八回 子牙、西岐にて呂岳に逢う
第五十九回 殷洪、下山して四将を収む
第六十回  馬元、下山して殷洪を助く
第六十一回 太極図に殷洪、絶命す
第六十二回 張山と李錦、西岐を伐つ
第六十三回 申公豹、殷郊に反逆を説く
第六十四回 羅宣、火もて西岐城を焚く
第六十五回 殷郊、岐山にて犁鋤を受く
第六十六回 洪錦、西岐城にて大いに戦う
第六十七回 姜子牙、金台にて将を拝す
第六十八回 首陽山で伯夷・叔斉、兵を阻む
第六十九回 孔宣、金鶏嶺にて周軍を阻む
第七十回  準提道人、孔宣を調伏す
第七十一回 姜子牙、三路に兵を分かつ
第七十二回 広成子、三たび碧遊宮に謁す
第七十三回 青龍関にて飛虎、兵を失う
第七十四回 哼哈、二将神通を顕す
第七十五回 土行孫、騎を盗みて囚われの身となる
コラム―『封神演義』とメディアについて  山下一夫
封神演義関連年表
プロフィール

二階堂善弘(にかいどう・よしひろ)
1962年生まれ。中国文学研究者。アジア民間信仰研究。
1985年東洋大学文学部中国哲学文学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2009年より関西大学文学部教授。
著作に、『封神演義の世界 中国の戦う神々』(大修館書店、1998年)、『中国の神さま 神仙人気者列伝』(平凡社新書、2002年)、『中国妖怪伝 怪しきものたちの系譜』(平凡社新書、2003年)、『道教・民間信仰における元帥神の変容』(関西大学東西学術研究所、2006年)、『明清期における武神と神仙の発展』(関西大学出版部、2009年)、『アジアの民間信仰と文化交渉』(関西大学出版部、2012年)がある。

山下一夫(やました・かずお)
1971年生まれ。中国文学研究者。
1994年慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒業。同大学大学院文学研究科単位取得退学。2011年より慶應義塾大学理工学部准教授。
著作(分担執筆)に、『近現代中国の芸能と社会―皮影戯・京劇・説唱』(好文出版、2013年)、『中国皮影戯調査記録集―皖南・遼西篇』(好文出版、2014年)、『明清以來通俗小說資料彙編』(博揚文化事業有限公司、2016年)がある。

中塚亮(なかつか・りょう)
1977年生まれ。中国文学研究者。
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学)。愛知淑徳大学・金城学院大学等非常勤講師。
著作(分担執筆)に、『フルカラーで楽しむ 中国年画の小宇宙』(勉誠出版、2013年)、『アジア遊学171 中国古典文学と挿画文化』(勉誠出版、2014年)がある。

二ノ宮聡(にのみや・さとし)
1982年生まれ。中国文学研究者。中国の民間信仰研究。
関西大学大学院文学研究科中国文学専修博士課程後期課程修了。博士(文学)。現在、関西大学等非常勤講師。
主な論文に「北京の碧霞元君廟会-五頂と妙峰山と丫髻山-」(関西大学中国文学会、2012年)、「北京の廟会の復興と現状―二〇一一・二〇一二年春節廟会を中心に―」(関西大学中国文学会、2014年)などがある。

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