醍醐寺叢書 研究篇
ダイゴジノブツゾウ ダイサンカン ミョウオウ

醍醐寺の仏像 第三巻 明王

総本山醍醐寺 監修/副島弘道 編
ISBN 978-4-585-37203-5 Cコード 3071
刊行年月 2022年7月 判型・製本 A4判・上製 432 頁
キーワード 美術,仏教

定価:46,200円
(本体 42,000円) ポイント:1260pt

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書籍の詳細

醍醐寺に伝わる国宝・重要文化財を含む仏教彫刻の全貌を、多年にわたる調査・研究に基づく詳細な説明と、資料を超えた美しく高精細な写真によって明らかにした、美術史・仏教史における醍醐寺の仏像の集大成。
「第三巻 明王」では、17件の作品を、写真資料とともに詳説する。

【本書の特色】
・国宝・重要文化財を含む醍醐寺に所蔵される江戸時代末までに制作された仏像彫刻の全作品を収録する。
・図版篇および本文篇挿図には、すべて本書刊行のために長期間にわたって新たに撮影した高精細なカラー図版を収録。作品のもつ宗教的、学術的、美術的な価値を十分に理解できるように、学術性と芸術性の双方を兼ね備えた正面、側面、背面などの大型図版のほか、表面の彩色文様、像内の銘文、納入品など細部にわたる図版を豊富に収める(第三巻、作品17件)。
・本文篇には30年間の調査にもとづいた仏像本体、銘文、納入経巻、光背、台座など細部にわたる詳細なデータを収める。また、醍醐寺所蔵の宝物目録など関連史料を縦覧して得られた各作品の制作背景、来歴、美術史上の特色など、最新の研究成果を詳しく解説。美術史のみならず歴史学・仏教学・国文学など広く関連諸学の研究に裨益する。

 

 

目次
1 木造不動明王坐像 霊宝館
2 木造不動明王坐像 重要文化財 霊宝館
3 木造不動明王坐像 成身院(女人堂)
4 木造不動明王及び両脇侍像 重要文化財 理性院本堂
5 木造不動明王及び童子像 三宝院弥勒堂
6 木造五大明王像 重要文化財 霊宝館(旧五大堂安置)
7 木造五大明王像 重要文化財 霊宝館
8 木造五大明王像 不動堂
9 木造金剛夜叉明王立像 霊宝館
10 木造愛染明王坐像 霊宝館
11 木造愛染明王坐像 霊宝館
12 木造大元帥明王立像 理性院本堂
13 木造明王形立像 霊宝館
14 木造矜羯羅童子及び制吒迦童子立像 真如苑
15 銅造不動明王坐像 霊宝館
16 銅造不動明王立像 成身院(女人堂)前
17 塑造不動明王頭部 霊宝館

醍醐寺とその周辺図
上、下醍醐詳細図

調査参加者
プロフィール

副島弘道(そえじま・ひろみち)
昭和27年(1952)生。大正大学名誉教授。醍醐寺文化財研究所研究員。専門は日本彫刻史。
主な著書に『運慶―その人と芸術』(吉川弘文館、2000年)、『関東の仏像』(株式会社ティー・マップ、2012年)、『日本彫刻史基礎資料集成鎌倉時代造像銘記篇』第1期全8巻・第2期全8巻(共編、中央公論美術出版、2003〜2020年)、など。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「週刊仏教タイムス」2022年9月15日・22日合併号にて紹介されました。

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