道教史をモノから見る
東アジアにおいて道教はどのようなかたちで存在したのか。
道教は文化要素としてどのように展開し、変容していったのか。
東アジアでの道教の広がりを踏まえつつ、道教が変容した諸相を探求。
壁画や尊像・道壇などの儀礼空間で使用されるモノ、道教の使うアイテムや護符、経典や書籍など、美術作品や実物資料からのアプローチにより、文献や儀礼研究のみでは描き出すことの出来ない、立体的な道教史を再構築する。
2010年に刊行され好評を博し、長らく入手不能となっていた同書に、最新の知見を盛り込んだ論考2本を増補、座談会を刷新した決定版!