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渋沢敬三と竜門社

「伝記資料編纂所」と「博物館準備室」の日々
大谷明史 著
ISBN 978-4-585-22112-8 Cコード 0021
刊行年月 2015年3月 判型・製本 四六判・上製 250 頁
キーワード アーカイブズ,博物館,日本史,近代

定価:3,080円
(本体 2,800円) ポイント:84pt

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    書籍の詳細

    「渋沢栄一の伝記を作るよりも伝記資料の組織的蒐集を」
    「日本にも近世以来の産業発展の歴史を語る博物館の建設を」
    個人の伝記資料集としては世界有数の存在である『渋沢栄一伝記資料』全68巻は、渋沢敬三の発意と財政的支援とによって編纂が進められた。また敬三は、近世から近代の産業の発展の経過を物語る実業史博物館を構想し、その創設を図っていた。これらの事業は、竜門社(現・渋沢栄一記念財団)を通じて行われた。
    当事者の日記や竜門社の諸資料を精査、社史・実業史研究、アーカイブ構築の知見に満ちた渋沢敬三の人間像を浮き彫りにする。

     

     

    目次
    前書き  渋沢雅英(渋沢栄一記念財団理事長)
    はじめに
    第1章 渋沢栄一永眠と竜門社:第1次伝記資料編纂(1931~1935年度)
    第2章 第2次伝記資料編纂と日本実業史博物館計画(1)(1936~1939年度)
    第3章 第2次伝記資料編纂と日本実業史博物館計画(2)(1940~1942年度)
    第4章 第2次伝記資料編纂と日本実業史博物館計画(3)(1943年度以降)
    第5章 昭和戦前期竜門社運営と渋沢敬三
    別表「1931年度~1942年度 竜門社決算状況 賃借対照表」「同 収支計算書」
    文献一覧
    あとがき
    プロフィール

    大谷明史(おおたに・あきのぶ)
    早稲田大学第一商学部卒。三井銀行に入行し、調査部にて行史を担当。『三井銀行100 年のあゆみ』の編纂に関与。1981年、企業史料協議会創設に参加。前企業史料協議会理事。

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