カートは空です。
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日本の中世社会において、「茶」はどのように生産され、流通したのか。また茶・喫茶にかかわる儀礼や文化はどのように受容され、展開したのか。称名寺に伝来した平安時代から室町時代までの茶に関する文献史料、各地に残された美術工芸品や考古資料などの諸資料を丹念に紐解き、また、考古学・農業学・気候史・技術史・遺伝子学など様々な分野の視点なども交え、「茶の湯」・「茶道」成立以前の「中世の茶」をとらえ直す。
永井晋(ながい・すすむ)関東学院大学客員教授。専門は日本中世史。主な著書・論文に『金沢北条氏の研究』(八木書店、2009年)、「鎌倉時代の文章道大業の家―勤める官職と活動の場」(福島金治編『学芸と文芸生活と文学の歴史学 九』竹林舎、2016年)、「武家の棟梁摂津源氏の終焉」(中村文編『歌人源頼政とその周辺』青簡舎、2019年)などがある。
★書評・紹介★「淡交」(2020年12月号)にて紹介されました。