デジタルアーカイブ・ベーシックス
ヒラカレルコウキョウシリョウ

ひらかれる公共資料

「デジタル公共文書」という問題提起
福島幸宏 責任編集
ISBN 978-4-585-30303-9 Cコード 1000
刊行年月 2023年11月 判型・製本 A5判・並製 216 頁
キーワード 総記,アーカイブズ,博物館,図書館

定価:3,520円
(本体 3,200円) ポイント:96pt

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書籍の詳細
「デジタル公共文書」の挑戦―新しい公共資料を考える

デジタル環境の中、従来の公文書のみならず、公共性をもつ民間のデジタルコンテンツも対象として、利活用可能な形で蓄積されるべき「デジタル公共文書」。
この新たな概念を、利活用者の視点から、新しい知識や社会生活などを生み出す源泉として位置づけ、議論を試みる。

「デジタルアーカイブ・ベーシックス」第2期(全3巻)完結!

『デジタルアーカイブ・ベーシックス ひらかれる公共資料』正誤表

 

 

目次
本書の趣旨と構成 福島幸宏
序章 「デジタル公共文書」をめぐって―いくつかの論点 古賀崇
第1章 公文書管理問題と電子文書化のゆくえ 瀬畑源
第2章 大学の情報をめぐる諸制度と取り組みの展開過程からみる「デジタル公共文書」 加藤諭
第3章 「デジタル公共文書」と民間資料―市民活動資料の視点から 山本唯人
第4章 これからの情報基盤とデジタル公共文書―DX以降の社会に向けて 林和弘
第5章 ウェブアーカイブとオーラルヒストリーデジタルアーカイブ―海外の「デジタル公共文書」の先行事例として 武田和也
第6章 研究データを公共空間に繋げる―データジャーナルによるデータ共有体制の構築 南山泰之
第7章 パブリックヒストリーから考える「デジタル公共文書」 菊池信彦
終章 「デジタル公共文書」の議論と公共の再定義 福島幸宏

執筆者一覧
プロフィール

福島幸宏(ふくしま・ゆきひろ)
1973年生まれ。慶應義塾大学文学部准教授。
専門はデジタルアーカイブ、図書館情報学、アーカイブズ、日本近現代史。
主な著書に『デジタル時代のアーカイブ系譜学』(共著、みすず書房、2022年)、『占領期の都市空間を考える』(共著、水声社、2020年)、『デジタル文化資源の活用―地域の記憶とアーカイブ』(共著、勉誠出版、2011年)などがある。

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