書物学27
ショモツガク ダイニジュウナナカン キンダイセイホンノヒャクネン

書物学 第27巻 近代製本の100年

明治・大正・昭和
編集部 編
ISBN 978-4-585-30727-3 Cコード 1000
刊行年月 2025年4月 判型・製本 B5判・並製 96 頁
キーワード 文化財,書物史,アーカイブズ,出版,文化史,昭和,大正,明治

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細
製本とは人である

折る、重ねる、綴じる、表紙を付ける……。
製本には様々な工程があり、それぞれの作業を得意とする工場による
リレーの中で書物としてのかたちが作り上げられていく。
日々進歩する製本機械のオペレーティング、昔と変わらない手作業でしかできない工程、そして各工程を担う工場をまとめ上げる人脈。
製本という営為には確実に人が関わり、技術の刷新と継承が行われている。
製本の現場、工程、技術、そこに携わる人々のあり様に迫り、書物文化の100年を製本という側面から考える。
大正13年創立の「京都製本紙截同盟会」から始まって、今年100周年を迎える京都府製本工業組合の面々による座談会も収録。
京都の製本を支えてきた現場の方たちの研鑽の歴史、製本の現在の生の声をお届けする。

 

 

目次
序言 磯部敦
製本研究へのアプローチ 磯部敦
【コラム】綴じ 安井海洋
中国から来た洋式製本術 木戸雄一
【コラム】折丁◉安井海洋
木版挿絵本の製本から見る著者と造本者の意向―泉鏡花『絵本辰巳巷談』 真田幸治
【コラム】特殊製本 安井海洋
変態する書物―吉井勇『酒ほがひ』二種の「再版」本 山中剛史
【コラム】これからの製本研究者のために(Q&A) 安井海洋[編]
【座談会】京都の製本 過去・現在・未来
酒本賢史(有限会社酒本製本所)・早瀬篤史(新日本製本株式会社)・
蒲田敏也(株式会社蒲田文寿堂)・山崎喜市(山崎紙工株式会社)・
藤原智之(藤原製本株式会社)・田辺元(有限会社シミズ表紙)・
大入達男(株式会社 大入)・加悦史高(加悦日進堂製本所)
聞き手:磯部敦・安井海洋

連載
書物の声を聞く書誌学入門[第23回] 佐々木孝浩
松朋堂新収古書解題[第7回] 佐藤道生
西洋古書の遠近法[第14回] 雪嶋宏一

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