カートは空です。
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古代から近代初頭の日本において「文」は人びとをつなぐ知的システムとして重要な機能を果たすものであった。「文」はいかなる人びとに担われ、いかなる社会のなかで流通していったのか。人びとはどのように「文」に関わり、「文」を具現化してきたのか。 コミュニケーションを成立させる「発信者」、「メッセージ」、「受信者」、「メディア」の相関図を基とした四つの観点より「人びと」と「文」との関わりを明らかにすることで、新たな日本文学史を描き出す。
河野貴美子(こうの・きみこ)早稲田大学文学学術院教授。専門は和漢古文献研究。Wiebke DENECKE(ヴィーブケ・デーネーケ)ボストン大学准教授。専門は古代・中世における中国と日本文学と思想、比較文学。新川登亀男(しんかわ・ときお)早稲田大学文学学術院教授。専門は日本古代史、アジア地域文化学。陣野英則(じんの・ひでのり)早稲田大学文学学術院教授。専門は平安時代文学、物語文学。谷口眞子(たにぐち・しんこ)早稲田大学文学学術院教授。専門は日本近世史。宗像和重(むなかた・かずしげ)早稲田大学文学学術院教授。専門は日本近代文学。
早稲田大学国語国文学会『国文学研究』183号にて、本書の書評が掲載されました。