第一章　詩　歌
　はじめに
　Ⅰ　短歌
　Ⅱ　「冬のスケッチ」
　Ⅲ　『春と修羅』・「春と修羅補遺」
　Ⅳ　「春と修羅第二集」・「春と修羅第二集補遺」
　Ⅴ　「詩ノート」・「春と修羅第三集」・「春と修羅第三集補遺」
　Ⅵ　「東京ノート」・「三原三部」・「疾中」
　Ⅶ　「口語詩稿」・「補遺詩篇Ⅰ」
　Ⅷ　「文語詩稿　五十篇」・「文語詩稿　一百篇」・「文語詩未定稿」・「補遺詩篇Ⅱ」
　おわりに

第二章　童　話
　はじめに
　Ⅰ　童話の〈かなしみ〉、〈さびしさ〉
　Ⅱ　作品における〈かなしみ〉、〈さびしさ〉
　　一　「生前発表初期断章」・「初期短篇綴等」
　　二　「カイロ団長」・「オツベルと象」
　　三　「黄いろのトマト」
　　四　「雁の童子」
　　五　「フランドン農学校の豚」
　　六　「十力の金剛石」
　　七　「風野又三郎」
　　八　「土神ときつね」・「シグナルとシグナレス」・「マリブロンと少女」・「めくらぶだうと虹」
　　九　「ポラーノの広場」
　　十　「銀河鉄道の夜」
　Ⅲ　〈かなしみ〉、〈さびしさ〉という言葉のない物語
　　一　「よだかの星」・「貝の火」
　　二　「なめとこ山の熊」

　おわりに

付載
　「オツベルと象」―発表された物語
　「ポラーノの広場」の競馬場
　「十力の金剛石」のオノマトペ
　宮沢賢治のオノマトペ―慣習的オノマトペの〈繰り返し〉と〈組み合わせ〉
　宮沢賢治の短歌の擬音語、擬態語
　風の修辞―「春と修羅第二集」・「春と修羅第二集「補遺」」において

跋
初出一覧
作品名索引
人名索引

付表
　「かなしみとさびしさ」出現率表―短歌制作年別
　「かなしみとさびしさ」出現率表―短歌用法別
　「かなしみとさびしさ」出現率表―詩
　「春と修羅第二集」における〈風〉出現率表
　「春と修羅第二集」における〈風〉用例表

1943年群馬県生まれ。
宮沢賢治学会会員。宮沢賢治研究会（東京）会員。栃木宮沢賢治の会会員
著書に『宮沢賢治　風を織る言葉』（勉誠出版）がある。