はじめて明らかになる作家の全貌―
実証的なデータの積み重ねと作品の丹念な読みにより、ヒューマニズムの作家、悲劇の知識人と呼ばれた有島武郎のイメージを覆す画期的な事典。
【本書の特色】
有島武郎の文学と思想についての基本的な理解と現在に関わる課題についての情報を提供することを目的として編集した入門・研究の手引書となる事典。
一 冒頭に、「人と文学・有島武郎」を掲げ、有島武郎の生涯と文学を概観、初学者にとって最適な入門書とした。
二 巻頭口絵に有島武郎に関連する貴重な写真資料を多数収載。
三 事典本文は「有島武郎と思想・社会・歴史」「国際関係」「著作」「事項」「人名」の五分野に分類。
四 さらなる研究のため、巻末付録に「年譜」と「参考文献目録」を付した。
五 巻末に事項・著作・人名別の索引を付した。
理解の一助とすることを期した。また、付録として巻末に「年譜」、「参考文献目録」を付した。