セイチトセイジンノトウザイ

聖地と聖人の東西

起源はいかに語られるか
藤巻和宏 編
ISBN 978-4-585-21007-8 Cコード 1014
刊行年月 2011年8月 判型・製本 A5判・上製 520 頁
キーワード 民俗学,宗教,西洋,アジア

定価:10,780円
(本体 9,800円) ポイント:294pt

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書籍の詳細
“聖なるもの”を「聖」たらしめるものは何か―

”聖なるもの”を畏怖し、語り、解釈すること。
このことは、宗教圏や言語圏、そして時代と地域を超越する普遍的な事象である。
「聖地」「聖人」にまつわる言説は、なぜ世界各地に遍在するのか。〈語りえないもの〉を物語り、更新していくその心性とは何か。
宗教的起源をめぐる根源的な問いに対する「比較縁起学」からのアプローチ

 

 

目次
序 言 藤巻和宏

第一章 聖地の成立と変容
 総説 藤巻和宏
 聖地の地下には―日本中世の宝珠・舎利信仰の一隅より― 藤巻和宏
 皆骨山から金剛山へ―「金剛山」名称誕生と十三世紀の高麗社会― 龍野沙代
 インド亜大陸聖地曼荼羅の縁起
  ―ナーローパ作『吉祥なるチャクラサンヴァラの化現』と『二十四地の由来説話』― 杉木恒彦
 顕現する天上都市、遍在する永遠の都
  ―中世後期南ネーデルラントの宗教儀礼と都市の聖地化― 青谷秀紀

第二章 聖人伝の生成と展開
 総説 水口幹記
 〈成尋伝〉への可能性 水口幹記
 神に招かれた聖人―無学祖元の赴日因縁をめぐって― 江 静
 菩薩の化現・現相
  ―中国五台山の文殊菩薩化現信仰と朝鮮王朝世祖代における如来・菩薩の現相― 松本真輔
 事実と虚構―インド後期密教のある聖人伝を巡って― 倉西憲一
 アトス山の静寂─総主教アタナシオスとビザンティン・ヘシカズムの接点― 橋川裕之
 聖王の言葉の再編成―『聖ルイ殿の生涯』における韻文構築原理に関する覚書― 黒岩 卓

第三章 聖地をめぐる言説・儀礼・実践
 総説 北條勝貴
 聖地における本地仏と儀礼―中世石清水八幡宮の愛染明王信仰― 舩田淳一
 先達の物語を生きる―行の実践における僧伝の意味― 北條勝貴
 十一夜の祭りの物語
  ―中世ヒンドゥー教におけるエーカーダシーヴラタの起源をめぐって― 井田克征
 エウリピデス『イオン』における縁起譚と宗教儀礼 宮城徳也

第四章 聖人と聖遺物の図像学
 総説 黒田 智
 懺悔の肖像―奈良・来迎寺の善導大師坐像をめぐって― 小野佳代
 弘法大師の十五夜―願われた死の日時― 黒田 智
 一休画像と画賛 陳 小法
 光り輝くシヴァ神の聖地―リンガ寺院の神話と象徴― 山口しのぶ
 名と形の間に―ブラケルネ信仰とエレウサ型聖母子像― 菅原裕文

あとがき

執筆者一覧
プロフィール

近畿大学文芸学部准教授。専門は日本古典文学、思想史、学問史。
編著書に、『縁起の東西―聖人・奇跡・巡礼』(企画・編集、『アジア遊学』第115号、勉誠出版、2008年)。論文に、「寺社縁起とお伽草子―東大寺縁起・石山寺縁起をめぐって」(徳田和夫編『お伽草子百花繚乱』笠間書院、2008年)、「長谷寺と瀧蔵権現」(『神道宗教』第215号、2009年)、「略縁起の書記形態―写本と版本の往還」(堤邦彦・徳田和夫編『遊楽と信仰の文化学』森話社、2010年)などがある。

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