オオタニタンケンタイケンキュウノアラタナチヘイ

大谷探検隊研究の新たな地平

アジア広域調査活動と外務省外交記録
白須淨眞 著
ISBN 978-4-585-22040-4 Cコード 1020
刊行年月 2012年8月 判型・製本 菊判・上製 416 頁
キーワード 交流史,仏教,アジア,大正,明治,近代

定価:8,800円
(本体 8,000円) ポイント:240pt

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書籍の詳細

20世紀初頭、各国の思惑が入り乱れる内陸アジアに入った大谷探検隊。
仏跡調査を目ざすこの隊を、英・露・清国、そしてチベットのダライ・ラマ13世は、どのように見たのか。また小村寿太郎、続く内田康哉外務大臣は、各国の抗議にどのように対処したのか。
新資料・外務省外交記録が、その知られざる真相を、ここに詳細に浮き彫りにする。

本著は、20世紀初頭の日本のアジア広域調査活動、すなわち大谷探検隊の活動を、日本国外務省の関係外交記録を一つの主要な資料とし、これに旧・英国インド政庁の外交記録も加えながら、(1)従来知られることのなかった大谷隊の調査活動の実態とともに、(2)当時の国際政治社会の中に映ったその調査活動の様相の二つを並行して明らかにしようとするものである。

 

 

目次
巻頭図版 大谷探検隊に係わった外務官僚たち

はじめに 外務省外交記録と大谷探検隊

第一編 第一次大谷探検隊(1902~1904)に関する外務省外交記録
 第一章 1903年 3月の第一次大谷隊に対する露国の抗議と外務省の対応
 第一章付 大谷探検隊パミールを越える詩一首

第二編 第二次大谷探検隊派遣直前(1908)の外務省外交記録
 第一章 1908年8月の清国五臺山における一会談と国際政治社会への波紋
 第一章付資料 1908年、堀賢雄が撮影した五臺山

第三編 第二次大谷探検隊(1908~1910)に関する外務省外交記録
 第一章 大谷光瑞がダライラマ13世に宛てた1910年2月7日付け英文書簡
 第二章 野村栄三郎による第三次大谷探検隊の消滅と新・三次隊の編成
 第三編付一 大谷光瑞とチベット
 第三編付二 能海寛チベットへの旅立ち
 第三編付三 大谷探検隊に触れることを避けた『カシュガール滞在記』

第四編 第三次大谷探検隊(1910~1914~)に関する外務省外交記録
 第一章 京都における敦煌学の興隆と第三次大谷探検隊
 第一章付 第三次大谷探検隊将来墓表・墓誌と羅振玉
 第二章 第三次大谷探検隊員・橘瑞超の消息不明とその探索

第五・付編 関連諸論と資料
 付編一 外務本省における「公信」の接受と発遣
 付編二 大谷探検隊、その歴史学的認識への試み
 付編三 「大谷伯一行ノ動静ニ関スル件」

おわりに
プロフィール

白須淨眞(しらす・じょうしん)
1949年、島根県生まれ。広島大学大学院教育学研究科准教授。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。専門は東洋史学。
1974年に「高昌門閥社会の研究」(『史学雑誌』88編1号)で流沙海西奨学賞を、1992年に『忘れられた明治の探険家 渡辺哲信』(中央公論社、1992年)で人 文科学研究協会賞(京都大学人文科学研究所)をそれぞれ受賞。
その他の主な著書に『大谷探検隊とその時代』(勉誠出版、2002年)、『大谷光瑞 と国際政治社会―チベット、探検隊、辛亥革命』(編著、勉誠出版、2011年)など。

その他

・「京都新聞」(2012年10月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「中外日報」(2012年11月16日)の「読書週間特集」にて、本書の紹介文が掲載されました。
・「図書新聞」(2012年12月1日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:金子民雄(歴史家))
・日本山岳会発行の「山」(2012年12月号)にて、本書の紹介文が掲載されました。
・「書論」第39号にて、本書の書評が掲載されました。

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