セカイノハナハスズカン

世界の花蓮図鑑

世界花莲图鉴 Photographic Reference Book of World Lotus Flowers
三浦功大・池上正治 写真と文/李振溪(中国語担当)・李軍(英語担当) 訳
ISBN 978-4-585-24004-4 Cコード 1045
刊行年月 2012年8月 判型・製本 A4判・上製 256 頁
キーワード 美術,文化史,仏教

定価:19,800円
(本体 18,000円) ポイント:540pt

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書籍の詳細
花蓮の魅力のすべてを楽しむ決定版

20世紀の後半から、花の美しさを愛でる蓮、すなわち「花蓮」が、愛好家のみならず一般の人からも注目されるようになりました。
そうした潮流を率先し、花蓮の啓蒙と普及、同好者の育成に尽力してき三浦功大・池上正治両氏が、鋭意研究し蓄積した世界の蓮の花100種類の美しい写真に添えて、植物としての蓮の花の生態や来歴、信仰、物語・文学等々に語られる花蓮の世界を合わせて、総合花蓮学の書物として提供いたします。
花蓮の世界を10章で構成して、各分野において代表的な蓮の花の写真を厳選、その背景や魅力を解説しました。
近年、特に中国での関心が高まってきましたが、東南アジア、欧米でも話題になっています。花を愛でるのは世界共通ですから世界の人たちにむけて日本語および、中国語と英語の解説をのせました。
地球環境問題が叫ばれるなか、水辺の環境保全に花蓮が大きく貢献できるのではないかと期待しています。

 

 

目次
第1章 太古の赤い色をつたえ、見る人を魅了する基源の蓮
第2章 気品ただよう白い蓮は、偶然がなせる新しい品種か
第3章 黄色い蓮が「新大陸」にある理由は、未解明のまま
第4章 紅の蓮が八重に咲けば、どこか妖艶な風情をかもす
第5章 白の八重の蓮には、味わいつくせない豊潤さがある
第6章 造化の美は、かくも繊細かつ大胆にデザインされる
第7章 東西の蓮が交われば、そこには美の極致が現われる
第8章 天の采配の誤りではないか、と言わせてもらいたい
第9章 玲瓏としたミニの蓮たちは、現代の生活に溶けこむ
第10章 大自然のなかに蓮の饗宴をさがし、旅はどこまでも
花蓮学ノート
プロフィール

三浦功大(みうら・こうだい)
1942年、宮城県生まれ。花蓮研究家。元・蓮文化研究会事務局長。東京写真短期大学卒業。広告会社をへて、1974年よりフリー。
著書・編著に「蓮の話」1~4号、『蓮の文華史』、『蓮への招待』、『行田蓮』、写真集『Jazz
in Japan』など。

池上正治(いけがみ・しょうじ)
1945年、新潟県生まれ。作家・翻訳家。蓮文化研究会理事。東京外国語大学中国科卒業。中国をテーマに著述活動をする。
著訳書は『蓮100の不思議』(共著)、「気の三部作」、『龍の百科』、『徐福』、『中国科学的幻想小説事始』など、計60余冊。

李軍(Li Jun)(英語担当)
1965年、中国天津生まれ。翻訳者・語学教師。中国(天津)南開大学英米文学科を卒業。

李振溪(Li Zhenxi)(中国語担当)
1963年、中国天津生まれ。翻訳者・語学教師。中国(天津)南開大学日本語科を卒業。

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