ミズ ユキ コオリノフォークロア

水・雪・氷のフォークロア

北の人々の伝承世界
山田仁史・永山ゆかり・藤原潤子 編
ISBN 978-4-585-22083-1 Cコード 1021
刊行年月 2014年3月 判型・製本 A5判・並製 360 頁
キーワード 文化史,民族学,民俗学,説話

定価:3,850円
(本体 3,500円) ポイント:105pt

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書籍の詳細
寒冷地に紡がれてきた心と暮らしの物語

人間にとって不可欠な物質である水。
この自然の賜物をめぐる状況が、近年の地球環境の急速な変化により、刻一刻と変わりつつある。
地球温暖化の影響が最も顕著に現れると予測される極北地域、そこで水そして雪・氷に囲まれて暮らす人々は、その自然環境にどのように対峙し、物語や伝説の中にどう描きだしてきたのか。
北方に生きる人々の自然観・世界観をフィールドワークや文献資料を通して垣間見ることで、これからの人間と自然環境の共存のあり方を考える。
本邦初紹介や未紹介の伝説・伝承を多数収録。

 

 

目次
目次

地図:本書に登場する主な民族

はじめに 山田仁史

第1部 北のことばと語りの世界
 第1部概説 永山ゆかり
 第1章 アイヌ 高橋靖以
 コラム:十勝地方のウチャシコマ
 第2章 ウイルタ 山田祥子
 コラム:ウイルタのセワ
 第3章 ニヴフ 丹菊逸治
 コラム:ニヴフ人と干し魚
 第4章 イテリメン 小野智香子
 コラム:イテリメンの祭、結婚式、タブーについて
 第5章 アリュートル 永山ゆかり
 コラム:アリュートルのアザラシ祭
 第6章 ユカギール 長崎郁
 コラム:フィールドで学んだ植物名称とユカギール流のお礼
 第7章 サハ―民話と伝承 江畑冬生
 コラム:旅と食にまつわるサハ人の祈り
 第8章 サハ―歌謡と口琴 荏原小百合
 コラム:伝統的家屋で味わうサハ料理

第2部 北の神話とフォークロア
 第2部概説 山田仁史
 第9章 ロシア 藤原潤子
 コラム:水のヌシに溺死体を返してもらう方法
 第10章 北方の諸民族 山田仁史
 コラム:雪の中、訪い来る者たち―ゲルマンと東北日本の仮面祭儀

あとがき 藤原潤子

執筆者一覧
プロフィール

山田仁史(やまだ・ひとし)
1972年生。東北大学大学院文学研究科准教授。専門は宗教民族学・宗教人類学。
著書に『神の文化史事典』(共編著、白水社、2013年)、『アジアの人類学』(共編著、春風社、2013年)、「シャマニズムをめぐる神話と世界観」(高倉浩樹編『極寒のシベリアに生きる』所収、新泉社、2012年)などがある。

永山ゆかり(ながやま・ゆかり)
1969年生。北海道大学大学院文学研究科助教。専門は言語学・アリュートル語。
著書に『アリュートル語文法概説』(大阪学院情報学部、2003年、ロシア語による)、『北のことばフィールドノート―18の言語と文化』(共著、北海道大学図書刊行会、2003年)、『ニューエクスプレス・スペシャル 日本語の隣人たちⅡ』(白水社、2012年、共著)、論文に「先住民言語の多様な世界」(高倉浩樹編『極寒のシベリアに生きる』所収、新泉社、2012年)などがある。

藤原潤子(ふじわら・じゅんこ)
1972年生。総合地球環境学研究所上級研究員。専門は文化人類学・ロシア研究。
著書に『呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌』(人文書院、2010年)、『途絶する交通、孤立する地域』(共著、東北大学出版会、2013年)、論文に「シベリアのロシア人」(高倉浩樹編『極寒のシベリアに生きる』所収、新泉社、2012年)などがある。

その他

「北海道新聞」(2014年6月15日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:笹倉いる美(道立北方民族博物館)
「東北大学 東北アジア研究センター ニューズレター」63号(2014年12月24日発行)にて、本書の紹介文が掲載されました。

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