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日本語史の新視点と現代日本語

小林賢次・小林千草 編
ISBN 978-4-585-28011-8 Cコード 3081
刊行年月 2014年3月 判型・製本 A5判・上製 640 頁
キーワード 国語学,日本語,古代,近現代,近代,近世,中世

定価:14,300円
(本体 13,000円) ポイント:390pt

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書籍の詳細
日本語史・現代日本語研究を架橋し、総体としての日本語学研究を構築する

古代日本語から近代日本語への史的展開、近・現代日本語の形成、現代日本語文法の機能と表現、そして現代日本語の動態分析と対照研究という四つの視角より、日本語をめぐる諸問題を立体的かつ総合的に捉え、日本語学の新たな地平を示す画期的論集。
日本語史・現代日本語研究を架橋し、総体としての日本語学研究を構築する。

 

 

目次
序文

第Ⅰ部 古代語から近代語へ
「文法上許容スベキ事項」と日本語史 小林賢次
久松切和漢朗詠集の和歌部分の表記について 中川美和
風カヲル考―漢語「薫風」との関連から― 池上尚
程度副詞体系の変遷—高程度を表す副詞を中心に— 田和真紀子
天理本『狂言六義』のテイル・テアルについて 野田高広
狂言台本における副詞「随分」 黄龍夏
狂言台本における例示の副助詞デモ 小林正行
成城大学図書館蔵狂言「悪太郎」の性格と表現 小林千草
翻刻 成城大学図書館蔵狂言「悪太郎」「骨皮」「墨塗」 小林千草 山岸麻乃・
浦谷陽子・峯村麻利子

第Ⅱ部 近代語の形成
「ガ」・「ケレド」類を構成要素とする接続詞の発達について―近世後期江戸語・明治期東京語における推移― 宮内佐夜香
江戸後期における〈する・なる〉の尊敬表現―「お~なさる」系、「~なさる」系、「お~だ」系を中心に― 山田里奈
江戸語から現代語に見られる禁止表現形式の変遷について 中田幸子
「しかし、暑いね」考―聴者の発話理解のための問い合わせ― 梅林博人
近代対訳コーパスにおける日韓の語種構成について―現代語との比較を通して― 張元哉
国語調査委員会編纂『口語法』『口語法別記』の位置づけ―編纂過程と大槻文彦― 田鍋桂子

第Ⅲ部 現代日本語の文法と意味
複合形容詞の研究―形容詞+形容詞の構成による場合― 漆谷広樹
「形容詞語基用法」について 近藤研至
現代日本語の非制限的連体修飾節の特性について 大島資生
僅少所要型の時間副詞の意味と用法―「いきなり、だしぬけに、にわかに」について― 金英児
談話における対称詞のいわゆる「無助詞」現象――「呼びかけ」の周辺―― 苅宿紀子
西日本方言における尊敬形「~テ(ヤ・ジャ・ダ)」の活用 小西いずみ
いわゆる「将然」とは何か―西日本方言のシヨル形と英語の現在進行形の対照を通じて― 梁井久江

第Ⅳ部 現代日本語の動態分析と対照研究
八幡浜方言アクセントについて 清水誠治
小説における「のである」「のであった」の使い分け―明治・大正期を中心として― 石出靖雄
談話における「謙遜」の構造と配慮―先行要素・後続要素の調査と「ほめ」との関連性から― 大野敬代
ブログにおける高年者のカタカナ表記の実態 土岐留美江
“すべて”の漢字表記について―改定常用漢字表 音訓の追加と学習漢字への一考察― 髙橋永行
『日本語基本語彙』考―辞典試案としての性格の検討を中心に― 饗場淳子
日中対照から見た中国語の文末助詞 井上優・黄麗華
「V+着」と〈V+テイル〉について 時衛国
日本語と韓国語の条件表現の対照研究―対応する韓国語の形態からみた日本語の形態の意義と働き― 金慶恵

あとがき

索引(用語・キーワード)
プロフィール

小林賢次(こばやし・けんじ)
東京教育大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程中退、博士(文学)東京都立大学、東京都立大学名誉教授、元早稲田大学教育・総合科学学術院特任教授。1985年佐伯国語学賞を受賞。
主著に『日本語条件表現史の研究』『狂言台本とその言語事象の研究』(ひつじ書房)、『狂言台本を主資料とする中世語彙語法の研究』(勉誠出版)など。
なお、共編・共著として、『明鏡国語辞典』『問題な日本語 正・続・③・④』(大修館書店)など、現代語に関わる著作もある。

小林千草(こばやし・ちぐさ)
東京教育大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了、博士(文学)東北大学、東海大学文学部日本文学科特任教授。1985年佐伯国語学賞、2002年に新村出賞を受賞。
主著に『日本書紀抄の国語学的研究』(清文堂)、『中世のことばと資料』『中世文献の表現論的研究』(武蔵野書院)など。
なお、『女ことばはどこへ消えたか?』(光文社新書)、『『明暗』夫婦の言語力学』(東海教育研究所)など、現代語に関わる著作もある。

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