コウノフウケイ

孝の風景

説話表象文化論序説
宇野瑞木 著
ISBN 978-4-585-29118-3 Cコード 3095
刊行年月 2016年3月 判型・製本 A5判・上製 824 頁
キーワード 美術,思想,説話,東アジア

定価:16,500円
(本体 15,000円) ポイント:450pt

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書籍の詳細
東アジアの思想的水脈をたどる

東アジア社会に通奏低音のごとく深く根ざした「孝」の思想。
この思想は如何に描かれ、語られ、変容し、伝播していったのか。
テクスト•イメージ•音声•身振り•儀礼などの諸現象と時代のコンテクストが相互に響き合うことで表象される「孝」にまつわる空間の生成と構造を立体的に捉え、淵源たる中国漢代から出版文化の隆盛をみた日本近世に至る展開を精緻かつダイナミックに描き出す。

 

 

目次
目 次
口絵(伝雛屋立圃筆二十四孝奈良絵本/二十四孝手鑑)
序―説話研究の三次元化にむけて
序 論

第一部 図像の力
 はじめに―墓と図像
 第一章 後漢墓における孝の表象―山東省嘉祥県武梁祠画像石を中心に
 第二章 六朝時代以降の孝子図―墓における複数の世界観と孝との融合
 第三章 孝子伝図から二十四孝図へ―遼・宋代以降を中心に
 結

第二部 語りの生起する場
 はじめに―今ここを現出する力
 第四章 郭巨説話の母子像―唐代仏教寺院における唱導を中心に
 第五章 郭巨説話の「母の悲しみ」―日本中世前期の安居院流唱導を中心に
 第六章 日本中世の追善供養の場と孝子説話―『金玉要集』の孟宗説話を中心に
 結

第三部 出版メディアの空間
 はじめに―視覚時代の幕開け
 第七章 和製二十四孝図の誕生―日中韓の図像比較から
 第八章 蓑笠姿の孟宗―日本における二十四孝の絵画化と五山僧
 第九章 江戸期における二十四孝イメージの氾濫/反乱―不孝、遊戯を契機として
 結

結論 孝の表象―波うち際にて

基礎資料編
 Ⅰ 渋川版と嵯峨本の図像
 Ⅱ 渡来テキストの図像
 Ⅲ 漢~元墓の孝子図
 Ⅳ 大画面制作・お伽草子

索 引
プロフィール

宇野瑞木(うの・みずき)
1979年千葉県生まれ。2001年学習院大学文学部日本語日本文学科卒業。2003年学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻修了。2010年東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論)単位取得退学。2013年博士(学術)の学位取得。
現在、専修大学文学部非常勤講師。
主要論文に、「郭巨説話の母子像―二十四孝と十種恩徳」(『中国―社会と文化』22号)(2007年6月)、「日本中世における祖先供養の場と孝子説話」(『説話文学研究』42号)(2007年7月)、「蓑笠姿の孟宗―五山僧による二十四孝受容とその絵画化をめぐって」(『東方学』122輯)(2011年7月)など。

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