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定本 〈男の恋〉の文学史

『万葉集』から田山花袋、近松秋江まで
小谷野敦 著
ISBN 978-4-585-29151-0 Cコード 0095
刊行年月 2017年8月 判型・製本 四六判・並製 336 頁
キーワード 評論,古典,近現代

定価:2,420円
(本体 2,200円) ポイント:66pt

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書籍の詳細
「片思い」が恋の根本である

『源氏物語』の柏木、『伊勢物語』の業平、近世の仮名草子といった古典文学から、北村透谷、二葉亭四迷、田山花袋、そして恋する男の極北・近松秋江まで、日本文学を紐解けば、数多の「男が女に恋をして苦しむ」作品が登場する。アニメやアイドルに「萌え」る男性が多くなったいま、恋する男の系譜を辿りなおす!

 

 

目次
はじめに

序 「片思い」が恋の根本である

第1部 古典文学のなかの〈男の恋〉
〈男の恋〉―頂点と変容
冷たい女の運命―中世の女性蔑視
色男の英雄視―徳川期の「色道」思想
「聖なる性」の再検討

第2部 近代文学における「恋」の成立
坪内逍遙における「恋愛」
「相愛」の呪縛―北村透谷
明治二十年代「恋愛」論の種々相―布川孫市『相思恋愛之現象』その他

第3部 男の恋の復権
「男の片思い」の復活―二葉亭四迷
「感傷」と「性」の転倒―『蒲団』が『平凡』に与えたもの
「女物語」と「男物語」の系譜―尾崎紅葉その他
執着、未練、狂乱―近松秋江
女性嫌悪の文学―夏目漱石と三島由紀夫

あとがき
プロフィール

小谷野敦(こやの・あつし)
1962年、茨城県水海道市(現・常総市)生まれ。東京大学英文科卒、同大学比較文学博士課程修了。学術博士。『聖母のいない国』(青土社、2002年)で、サントリー学芸賞受賞。作家としては、『母子寮前』(文藝春秋、2011年)、『ヌエのいた家』(同、2015年)が、それぞれ芥川賞候補となる。
主な著作に、『江藤淳と大江健三郎』(筑摩書房、2015年)、『川端康成伝―双面の人』(中央公論新社、2013年)、『谷崎潤一郎伝―堂々たる人生』(中央公論新社、2006年)、最新作に『芥川賞の偏差値』(二見書房、2017年)などがある。

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