ムサシブシノショソウ

武蔵武士の諸相

北条氏研究会 編
ISBN 978-4-585-22199-9 Cコード
刊行年月 2017年10月 判型・製本 A5判・上製 576 頁
キーワード 日本史,鎌倉,中世

定価:10,780円
(本体 9,800円) ポイント:294pt

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書籍の詳細
中世を動かした人びとの営みを探る

鎌倉幕府の成立におおきく寄与した「武蔵武士」。平安末期から南北朝期に至る彼らの諸相を、古文書・史書をはじめ、系図や伝説・史跡などの諸史料に探り、多面的な観点から武蔵武士の営みを歴史のなかに位置付ける。
新視点から読み解く日本中世史研究の最前線。

 

 

目次
第一部 武蔵武士とは何か
武蔵武士の概念と特色 菊池紳一
 [コラム]軍記物語と武蔵武士―『保元物語』を中心に― 菊池紳一

第二部 畠山流の興亡
大蔵合戦・畠山重忠の乱再考 菊池紳一
 [コラム]大蔵合戦の記憶 永井晋
鎌倉御家人畠山重忠と二俣川合戦 久保田和彦
畠山重忠の政治的遺産 山野龍太郎
 [コラム]小山田氏の汚名について 池田悦雄

第三部 武蔵諸氏の動向
足立遠元と藤九郎盛長 菊池紳一
鎌倉時代の足立氏 菊池紳一
鎌倉幕府と「丹党」―安保氏から見た考察― 泉田崇之
 [コラム]武蔵武士の系図について―その開発と展開を見る― 菊池紳一
 [コラム]金子氏に関する系図について―鎌倉時代を中心に― 菊池紳一
承久の乱に京方についた武蔵武士―横山党の異端小野氏― 菊池紳一

第四部 武蔵型板碑と鎌倉街道
武士名を刻む板碑 磯野治司
板碑にみる鎌倉武士の習俗―嘉暦三年十二月晦日銘板碑を手がかりに― 中西望介
 [コラム]武蔵武士宮寺氏と居館 北爪寛之
鎌倉街道をめぐる武蔵武士と鎌倉幕府―関渡と地域開発― 川島優美子

第五部 承久の乱と西遷
武蔵武士 西国へ―その一大契機としての承久の乱― 鈴木宏美
 [コラム]九州における武蔵武士の足跡 甲斐玄洋
南北朝初期における河野通盛の軍事統率権 磯川いづみ

第六部 武蔵武士と源家
源頼朝の構想 菊池紳一
源範頼の人物像 永井晋

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