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方法としての仏教文化史

ヒト・モノ・イメージの歴史学
中野玄三・加須屋誠・上川通夫 編
ISBN 978-4-585-21003-0 Cコード 3015
刊行年月 2010年11月 判型・製本 A5判・上製 544 頁
キーワード 美術,文化史,仏教,中世

定価:13,200円
(本体 12,000円) ポイント:360pt

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書籍の詳細
新たな歴史学の構築を目指して―

日本文化の地下鉱脈として古文書・古記録・絵画・彫刻・聖教など
多様な史資料のなかにその影響を色濃く残す仏教文化。
美術史学・文献史学からのアプローチを「仏教文化史」という観点により再構築し、
立体的な歴史像を描き出す。

 

 

目次
まえがき/上川通夫
寄稿論文の概要/中野玄三

◎平安時代以前
野中寺菩薩半跏像をめぐって/礪波恵昭
天台常行堂阿弥陀五尊像の原型と変容/大原嘉豊
清凉寺釈迦如来像と然/井上一稔
尊勝陀羅尼の受容とその転回/上川通夫

◎平安から鎌倉へ
来迎図論争―『来迎図の美術』再論/中野玄三
中世前期の寺社巡礼と宝蔵―寺社重宝を介した縁の形成/横内裕人
『覚禅鈔』「金剛夜叉法」と源平合戦/宮田敬三
園城寺本『宝秘記』口伝と九条摂関家―天台寺門派における範流の形成/松本郁代
聖徳太子の物部守屋討伐譚と山門の四天王法―四天王寺様四天王の受容をめぐって/松岡久美子

◎鎌倉時代以降
中世日本における六道絵・十王図の受容と変容―禅林寺本十界図をめぐって/鷹巣純
笠置曼荼羅図小論/加須屋誠
東寺所蔵『弘法大師行状絵』の制作過程―詞書の編纂を中心に/新見康子
周防国氷上山興隆寺の境内絵図と差図/真木隆行
私と若き研究者との出会い/中野玄三

あとがき/加須屋誠
執筆者一覧/索引/奥付
書評・関連書等

***
◆訂正表
二八五頁の図に印刷の不具合により罫線のズレが生じておりました。 お詫びの上、以下に訂正表を掲載させていただきます。
『方法としての仏教文化史』訂正表

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