カートは空です。
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戦勝国が敗戦国を裁いた東京裁判には基本的人権である法の前における平等はなく、復讐裁判であった。死刑を宣告された軍民の受刑者たちは、君国のため正々堂々と戦い、顧みてやましいことなし、戦争犯罪人とは皆、祖国愛の最も高かった人々である、心静かに笑って死んでゆきたい、などの遺書を残して従容として刑に服し最期を遂げたのである。
1949年東京生まれ。作家。早稲田大学卒。武士道と軍人精神にかかわる多くの著作がある。主な著書に『義烈!南朝武士道』『実録・風林火山』『三島由紀夫と葉隠精神』『龍馬伝説』『特攻隊語録・命のことば』『これだけは読んでおきたい特攻の本』『日本人の品格』『日本人の勇気』など。本書をはじめとする日本人の倫理を描くシリーズでは、危機に際しての生き様を歴史に学ぶ、透徹した日本人論を展開している。