ケンショウシマオトシオノセカイ

検証 島尾敏雄の世界

島尾伸三・志村有弘 編
ISBN 978-4-585-29003-2 Cコード 0095
刊行年月 2010年5月 判型・製本 四六判・上製 320 頁
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定価:3,850円
(本体 3,500円) ポイント:105pt

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書籍の詳細
肉親、友人、知人による貴重な回想・新証言を満載。

その文学と人生ついての論考・エッセイを多数おさめ、多角的な視座から作家の知られざる人間像を浮き彫りにする。特攻隊、妻の病、奄美での生活、『死の棘』…。その時、島尾は…?

 

 

目次
Ⅰ 回想 島尾敏雄・ミホ
 鹿児島県立図書館奄美分館とおとうさん  島尾伸三
 初対面のとき  潮田登久子
 引越しと童謡  潮田登久子
 東欧土産  潮田登久子
 祖父のいた時間  しまおまほ
 島尾敏雄のこと 少々  森脇昭吉
 若きアルピニスト島尾敏雄  寺内邦夫
 サイレント講師  寺内邦夫
 島尾敏雄の商業学校時代の作品について  寺内邦夫
 珈琲がビールになって  遠藤秀子
 戦後・神戸時代の島尾敏雄  尾崎昇
 海軍を語った一刻  萩原康則

Ⅱ その時、敏雄とミホは
 文学への芽生え  安田義明
 長崎高等商業学校時代  安田義明
 九州帝国大学時代  志村有弘
 特攻隊志願  山田篤朗
 大平ミホとの出会い  山田篤朗
 出撃待機・敗戦前後  山田篤朗
 結婚  岩見幸恵
 ミホの入院  岩見幸恵
 文学賞受賞  槌賀七代
 敏雄とミホの終焉  岩見幸恵
 【コラム】 島尾敏雄と図書館  児玉喜恵子

Ⅲ 同時代の人たち
 富士正晴  中尾努
 富士正晴 非情ということ  岸睦子
 小川国夫  満留伸一郎
 久坂葉子  柏木薫
 庄野潤三  山田篤朗
 埴谷雄高  岸睦子
 林富士馬  志村有弘
 伊東静雄  中尾努
 伊東静雄 日常のなかから  岸睦子
 星加輝光  中尾努
 真鍋呉夫  満留伸一郎
 安岡章太郎  満留伸一郎
 吉本隆明  唐戸民雄
 齋田昭吉  児玉喜恵子
 大泉黒石  志村有弘

Ⅳ 文学と文学活動
 十四世紀  満留伸一郎
 VIKING  中尾努
 近代文学  山田篤朗
 島尾敏雄の詩  満留伸一郎
 『はまべのうた』の童話的手法  岸睦子
 『出発は遂に訪れず』と戦記物  志村有弘
 桐野夏生『IN』の照らし出す『死の棘』における虚実の皮膜  原善
 『死の棘』と「『死の棘』日記」、そのほかの日記と紀行文について  山田篤朗
 『海辺の生と死』とミホの文学  岩見幸恵
 島尾敏雄の意中の作家と文学  中田雅敏
 島尾敏雄の私小説  西村啓
 新資料紹介「噴水」原稿について  神谷早苗

Ⅴ キーワード
 島尾敏雄における「怯え」  原善
 言葉への関心  安田義明
 放浪  志村有弘
 ヤポネシア  舘下徹志
 夢  志村有弘
 『死の棘』の映像化  山田篤朗
 埴谷島尾記念文学館  寺田亮
 【コラム】 文学碑  児玉喜恵子
 【コラム】 文学賞選考委員  児玉喜恵子

Ⅵ 特別寄稿
 島尾敏雄さんと大泉さ  大泉満み
 大泉黒石とその父  古谷輝子
 【コラム】 島尾敏雄の教員歴  児玉喜恵子

Ⅶ 付録
 島尾敏雄・ミホ略年譜  児玉喜恵子
 主要参考文献  児玉喜恵子

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