ウウホモノガタリノヒョウゲンケイセイトジュヨウ

うつほ物語の表現形成と享受

江戸英雄 著
ISBN 978-4-585-03205-2 Cコード 3095
刊行年月 2008年8月 判型・製本 A5判・上製 368 頁
キーワード 中古,古典

定価:10,450円
(本体 9,500円) ポイント:285pt

 品切 
書籍の詳細

豊かな物語の沃野を拓いている最古の長篇『うつほ物語』、その多角的な読み解きから物語史を更新するための論点を提示する。
第Ⅰ篇では、古代から中世へ向かう転換期の歴史文化上の問題を照らし合わせ、物語のライトモチーフを証し立てる分析を通して、長篇物語の表現形成の特質を追究する。
第Ⅱ篇では、『源氏物語』と本居宣長の関係を基準として、細井貞雄を中心に、近世の享受の様相を見通す。

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書評掲載
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日本文学(平成21年5月号)、書評欄に紹介されました。(評者:西本香子)

 

 

目次
Ⅰ 長篇物語の表現形成
一 長篇物語を形成する表現―いわゆる「重複」本文の問題から
二 長篇の序章、俊蔭の物語の誕生―入唐僧の文学との関わりから
三 秘琴伝授の型と物語の展開力―「俊蔭」巻の主題と方法
四 求婚譚の論理とあて宮の琴
   ―「藤原の君」巻のあて宮詠「七夕の逢ふ夜の露を」を起点として
五 歴史的文脈の形成―忠こその出家をめぐって
六 物語の〈領域〉と力学―藤原季英の造型に関して
七 秘琴「なん風」の構想と物語の長篇性―前半部の物語から後半部の物語へ
八 秘琴伝授とあて宮の視座―「国譲」巻の表現形成
九 邸宅の記述―具象化される社会と人間
一〇 〈異郷〉と琴―「楼の上」巻の秘琴伝授をめぐって
一一 桐壺帝の物語へ―『うつほ物語』の「長恨歌」引用から

Ⅱ 物語享受の様相
一二 物語学の精神―『うつほ物語』の享受史から
一三 物語注釈における〈誤読〉―川嶋心貞の『うつほ物語考』をめぐって
一四 『玉琴』の源氏観―細井貞雄と『うつほ物語』

あとがき
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