デジタルアーカイブトハナニカ

デジタル・アーカイブとは何か

理論と実践
岡本真・柳与志夫 責任編集
ISBN 978-4-585-20034-5 Cコード 1000
刊行年月 2015年6月 判型・製本 A5判・並製 256 頁
キーワード アーカイブズ,博物館,図書館

定価:2,750円
(本体 2,500円) ポイント:75pt

 品切 
書籍の詳細
構築から利活用まで、アーカイブに携わる全ての人へ贈る―

増え続けるデジタル・アーカイブ。
何を見せればよいのか。どこを探せばよいのか。
混迷の中にいる制作者・利用者のために、積み重ねた知恵と実例。
Europeanaの起ち上げ、東寺百合文書のWEB公開、電子図書館、そして国立デジタルアーカイブセンター構想……。
新たな仕組みは、ここから生まれる。

 

 

目次
序論 柳与志夫

第1部:アーカイブからデジタル・アーカイブへ
忘れ得ぬ日本列島 国立デジタルアーカイブセンター創設に向けて 影山幸一(アートプランナー)
「誰でも」とは誰か―デジタル・アーカイブのユーザを考える 江上敏哲(国際日本文化研究センター資料利用係長)
デジタル・アーカイブの可能性と課題 古賀崇(天理大学総合教育研究センター図書館学准教授)
アーカイブズからデジタルアーカイブズへ 秋田県デジタル・アーカイブの実践をとおして 山崎博樹(秋田県立図書館副館長)

◎インタビュー:「ナショナル・デジタル・アーカイブをめざして」
長尾真(京都府特別顧問・前国立国会図書館長)
インタビュアー:田村俊作(慶應義塾大学文学部人文社会学科図書館・情報系教授)
         
第2部:デジタル・アーカイブの条件
図書館における電子図書館サービスの事例(札幌市中央図書館) 浅野隆夫(札幌市中央図書館情報化推進担当係長)
デジタル・アーカイブ構築に当たって考えるべきこと 大場利康(国立国会図書館)
デジタル・アーカイブの鍛え方―公開から始まる継続的な改善を駆動する方法論 北本朝展(国立情報学研究所准教授)

◎座談会「実践するデジタル・アーカイブ」
司会:岡本真
懇談参加者:上田啓未(合同会社AMANE)/嘉村哲郎(東京藝術大学)/熊谷慎一郎(宮城県図書館)/小村愛美(神戸大学附属図書館)/花田一郎(大日本印刷)

第3部:これからのデジタル・アーカイブ
Europeanaとこれからのデジタル・アーカイブ―創設メンバーが見る過去と未来 杉本豪(オランダ国立公文書館APExプロジェクト・インターオペラビリティ・マネージャー)
デジタル・アーカイブとしての出版コンテンツ 湯浅俊彦(立命館大学文学部日本文学研究学域教授)
将来の電子文書館とその発展方法 戴先明(航空工業文書館情報化責任者)

あとがき 岡本真
プロフィール

岡本真(おかもと・まこと)
1973年生まれ。国際基督教大学(ICU)卒業。アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役/プロデューサー。オーマ株式会社代表取締役。
主な著書に『未来の図書館、はじめませんか?』(青弓社、2014年、共編著)、『ブックビジネス2.0』(実業之日本社、2010年、共編著)、『これからホームページをつくる研究者のために』(築地書館、2006年)などがある。


柳与志夫(やなぎ・よしお)
1954年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。1979年国立国会図書館入館。千代田区教育委員会事務局図書文化財課長兼千代田図書館長、国立国会図書館電 子情報部司書監などを経て、現在は東京文化資源会議事務局長。
主な著書に『文化情報資源と図書館経営』(勁草書房、2015年)、『図書館制度・経営論』(学文社、2013年)、 『千代田図書館とは何か』(ポット出版、2010年)などがある。

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