コウケンテンノウ・ショウトクテンノウギョデン

孝謙天皇・称徳天皇御伝

米田達郎・米田雄介 編著
ISBN 978-4-585-32061-6 Cコード 3021
刊行年月 2025年1月 判型・製本 A5判・並製 290 頁
キーワード 奈良,日本語,古代

定価:7,150円
(本体 6,500円) ポイント:195pt

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書籍の詳細

聖武天皇と光明皇后を両親とし、史上6人目の女性天皇であった孝謙天皇(重祚して称徳天皇)。
その治世下は必ずしも安定していたとは言えず、宇佐八幡宮事件、道鏡との関係などで取りざたされることが多いが、その一方で仏教に対する信仰が篤かったこと、男性のみならず女性も登用する人事を行ったことなど、特筆すべき事績が数多く残されている。
『続日本紀』に記載されている記事を中心に、『扶桑略記』『諸寺略記』『東大寺要録』『寧楽遺文』『万葉集』など諸種の資料も博捜し、原文と書き下し文を付して編年体にて収録。研究の基盤を提供する。

 

 

目次
口絵
はじめに
凡 例

孝謙天皇御伝(在位:天平勝宝元年七月二日~天平宝字二年八月一日)
称徳天皇御伝(在位:天平宝字八年十月九日~神護景雲四年八月四日)

孝謙天皇・称徳天皇略年譜

おわりに
プロフィール

米田達郎(よねだ・たつろう)
大阪工業大学工学部教授。専門は日本語学。
主な著書・論文に、『鷺流狂言詞章保教本を中心とした狂言詞章の日本語学的研究』(武蔵野書院、2020年)、「『遊星』から『惑星』へ―明治時代以降を中心に」(『近代語研究』第23集、武蔵野書院、2022年)、「天文用語「自転」の語史―江戸時代末~明治時代を中心に」(『国語と国文学』6月号、2024年)、「「軌道」の語史―江戸時代末以降を中心に」(松浦清・真貝寿明編『天文文化学の視点―星を軸に文化を語る』アジア遊学296、勉誠社、2024年)などがある。

米田雄介(よねだ・ゆうすけ)
宮内庁書陵部編修課長・正倉院事務所長を歴任。公益財団法人古代学協会理事(文学博士)、県立広島女子大学・神戸女子大学名誉教授。専門は日本古代史。2024年没。
主な著書に、『すぐわかる正倉院の美術』(東京美術、2002年)、『奇蹟の正倉院宝物―シルクロードの終着駅』(角川選書、2010年)、『光明皇后御傳―改訂増補版』(吉川弘文館、2020年)などがある。

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