アジア遊学201
チュウゴクノオンガクブンカ

中国の音楽文化

三千年の歴史と理論
川原秀城 編
ISBN 978-4-585-22667-3 Cコード 1373
刊行年月 2016年9月 判型・製本 A5判・並製 192 頁
キーワード 文化史,中国

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細

中国では古来、「詩書礼楽」と並称され、音楽が重んじられてきた。
「楽」は中国文明にとって「六学」「六芸」の一つであり、知識人が習得すべき必須の学術を意味した。
すなわち、文明の根幹をなす重要な文化要素として「楽」が重視されたのである―。
考古時代以来、音楽理論が制度的に安定をみた漢代、西洋音楽を受容し咀嚼した明清代を経て、近現代に至る、政治や思想とともに展開していった中国3000年の音楽文化の軌跡を、最新の知見より明らかにする。

 

 

目次
序言 川原秀城 
中国音楽の音組織 川原秀城 
漢唐間における郊廟雅楽の楽曲通用―皇統と天の結びつきからみた 戸川貴行 
琴瑟相和さず―音楽考古学のパイオニアたちの視点から再考する 長井尚子 
詩賦が織り成す中国音楽世界―洞簫という楽器をめぐって 中純子 
朱載堉の十二平均律における理論と実験 田中有紀 
清朝宮廷における西洋音楽理論の受容 新居洋子 
建国後の中国における西洋音楽の運命 榎本泰子 
近代からコンテンポラリー(現代)へ―音楽評論が伝える一九三〇年代の上海楽壇とバレエ・リュス 井口淳子
プロフィール

川原秀城(かわはら・ひでき)
1950年生まれ。東京大学名誉教授。専門は中国朝鮮思想史・東アジア科学史。
主な著書編書に『西学東漸と東アジア』(岩波書店、2015年)、『朝鮮朝後期の社会と思想』(アジア遊学、勉誠出版、2015年)、『関流和算書大成―関算四伝書―』第一〜第三期(共編、勉誠出版、2008〜2011年)などがある。

書評・関連書等

「日本経済新聞」(2016年10月23日)にて、本書の書評が掲載されました。

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