カラクリノブンカシ イブン

機巧の文化史 異聞

海を渡った三台のからくり人形
村上和夫 著
ISBN 978-4-585-32031-9 Cコード 1020
刊行年月 2023年8月 判型・製本 A5判・上製 368 頁
キーワード 文化史,世界史,日本史,江戸,近現代,近世

定価:4,950円
(本体 4,500円) ポイント:135pt

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書籍の詳細

「ジャパニーズペインター」と呼ばれる江戸時代のからくり人形は、なぜ異国に渡ったのか。
からくり師、時計師、天文家、マジシャン、コレクター……交錯する人物たち。わずかな痕跡を残し消えた高度なからくり人形の謎に迫るため、近代的エンジニアの先駆け田中久重の生涯を足がかりに、からくり製作の歴史と文化創造の過程を丹念に追った一冊。
貴重なからくり人形の写真を含む、約100枚の図版を掲載!

【本書の特色】
・江戸時代に開化・発展をとげたからくりの歴史を知ることのできる一冊。
・巻末には主要人物の説明や、索引を完備。

 

 

目次
序 章 古い写真
第一章 ジャパニーズペインター
やっと胸を張れる/からくり人形と私/『弓曳童子の再生』/密かに調査を開始する
第二章 フェイクオートマタ
 マジシャンとからくり人形/ジョン・ゴーンを訪ねる
第三章 正体不明のからくり人形
 写真はもっとある
第四章 日本化された機械時計
 人間が機械に手を貸す/切支丹の時計鍛冶
第五章 天保六年七月二四日の絵日記
 JPとの対面/第三の台付きからくりの正体/竹田近江からくり芝居/井桁屋徳兵衛は占箱を見たか
第六章 田中久重の生涯(青春期)
 風砲製作の実態/メジャーリーグへの昇格/大坂の上町に工房を構える
第七章 田中久重の生涯(円熟期)
須弥山儀製作の人間模様/万年時計の到達点と限界/からくり師から近代的エンジニアへ
第八章 ショーほどステキなショーバイはない見世物稼業常世賑
 河原者の輝き/竹田は西から東へ/曲独楽の舞台に弓引き人形/香具渡世が海を渡る
第九章 旅の記録
 マジシャンたちの国際交流/生粋の日本人の村
第一〇章 マジックコレクターの系譜
「サロンの発祥」の要点/ドクター・フッカー小伝
第一一章 一万ドルの挑戦状
 紙焼きを調べた/CMSへの最終リスト/もう一台のアーチャー
第一二章 からくり人形のオタクたち
 ロイの青春/熱いオタクに周囲は冷たい/〝仕込み〟こそ楽しいのに/河原者の末裔
終 章 辺境の文化

本書で述べた主な歴史的人物(五十音順)
参考文献
索引
プロフィール

村上和夫(むらかみ・かずお)
1948年生まれ。フリーライター。
からくり・オートマタの東西文化比較をテーマに、雑誌や図録の記事の執筆、書籍の編集などに携わり、各種講演会、放送大学特別講義などに出演。
2012年に『機巧図彙』(寛政8年刊)の全文を英訳・注釈したJapanese Automata Karakuri Zui:An Eighteenth Century Japanese Automatic Mechanical Devicesを自費出版し、「2013年ニューヨークブックフェスティバル」に入賞。
2014年に『完訳からくり図彙 注解付き』(並木書房)を上梓。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「週刊読書人」(2024年1月26日、4面)に書評が掲載されました。→評者:鈴木一義氏(国立科学博物館名誉研究員・産業技術史)

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