正訳 源氏物語 本文対照10
セイヤク ゲンジモノガタリノ ホンブンタイショウ ダイジュッサツ

正訳 源氏物語 本文対照 第十冊

浮舟/蜻蛉/手習/夢浮橋
中野幸一 訳
ISBN 978-4-585-29580-8 Cコード 0393
刊行年月 2017年7月 判型・製本 A5判・上製 432 頁
キーワード 古典,平安,中古

定価:2,750円
(本体 2,500円) ポイント:75pt

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*「紺野美沙子の朗読座 新春公演2019」が開催されます。詳細は以下リンク先よりご覧ください。
http://bensei.jp/?main_page=wordpress&p=11315
書籍の詳細
語りの文学『源氏物語』、その原点に立ち返る。
本文に忠実でありながらよみやすい。
最上の現代語訳!

第十冊は浮舟巻~夢浮橋巻。薫二十七歳の春~二十八歳の夏までの出来事。
浮舟が薫によって宇治にかくまわれていることを知った匂宮は、情熱的な魅力で浮舟の心をとらえる。浮舟は薫と匂宮との間で煩悶の末入水を決意し、横川の僧都に助けられるが、懇願して尼になる。浮舟の生存を知った薫は再び会おうとするが…。
『正訳 源氏物語 本文対照』、ついに完結!
巻末の論文では『源氏物語』における古物語の合成発展を取り上げる。蜻蛉巻の「芹川のとほ君の女一の宮思ひかけたる秋の夕暮」という一節について、古来より注釈書に言われてきている解釈を、新たな解釈で読み解き、物語の合成発展を考察し、物語研究の新しい可能性を示唆する。

 

 

プロフィール

中野幸一(なかの・こういち)
早稲田大学名誉教授。文学博士。専攻は平安文学。2011年瑞宝中綬章受章。
主な編著書に『物語文学論攷』(教育出版センター、1971年)、『うつほ物語の研究』(武蔵野書院、1981年)、『奈良絵本絵巻集』全12別巻3(早稲田大学出版部、1987~1989年)、『常用源氏物語要覧』(武蔵野書院、1995年)、『源氏物語の享受資料―調査と発掘』(武蔵野書院、1997年)、『源氏物語古註釈叢刊』全10巻(武蔵野書院、1997~2010年)、『九曜文庫蔵源氏物語享受資料影印叢書』全12巻(勉誠出版、2008~2009年)、『平安文学の交響―享受・摂取・翻訳』(勉誠出版、2012年)、『フルカラー見る・知る・読む 源氏物語』(勉誠出版、2013年)、『ちりめん本影印集成 日本昔噺輯篇』(共編、勉誠出版、2014年)などがある。

書評・関連書等

日本経済新聞」(夕刊)(2020年2月17日)にて『正訳 源氏物語 本文対照』の紹介文が掲載されました。

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