アジア遊学151
ヒガシアジアノオウケントシュウキョウ

東アジアの王権と宗教

小島毅 編
ISBN 978-4-585-22617-8 Cコード 1320
刊行年月 2012年3月 判型・製本 A5判・並製 224 頁
キーワード 宗教,中国,西洋,東アジア,日本史,近代,近世,中世

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細

天皇は歴史的に宗教とどう関わってきたのか?アジア各地の王権はどう違うのか?そもそも中国皇帝の権威の源泉はどこにあったのか?中国伝来の芸術(絵画や音楽)が日本でとげた展開とは?
権力が宗教と結びついた時に国家とその文化・芸術が受ける影響関係について、文学・歴史学・思想史学など多分野の視角から検証する。

 

 

目次
序 言/小島 毅

中世日本の「王権」/近藤成一
日本における王法と仏法/蓑輪顕量
漢代の郊祀と都城の空間/佐川英治
儒教経学と王権/小島 毅
朝鮮時代の君臣関係と王権/六反田豊
古代日本における祭祀と王権―斎宮制度の展開と王権/本橋裕美
古代天皇における孝徳―歴史書と物語文学を通じて/趙 秀全
嵯峨朝・仁明朝の王権と東アジア/河添房江
道教と唐宋王朝/横手 裕
近世フランスの王権と宗教―比較の視点から/深沢克己
近世日本における中国伝来音楽の諸相―明清楽を中心に/加藤 徹
清末士大夫の見た西洋議会制―いかにして理想の君民関係を築くか/小野泰教
「生き返らせる」田中正造研究批判/商 兆琦
宗教団体法にみる国家と「宗教」/新野和暢
「桃鳩」イメージの変容―王権の表象から平和の象徴へ/板倉聖哲

後 記/小島 毅
プロフィール

小島毅(こじま・つよし)
1962年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は中国思想史。
著書に『東アジアの儒教と礼』(山川出版社、2004年)、『近代日本の陽明学』(講談社、2006年)、『海からみた歴史と伝統』(勉誠出版、2006年)などがある。

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