ミライヲノゾク エイチジーウェルズ

未来を覗く H・G・ウェルズ

ディストピアの現代はいつ始まったか
小野俊太郎 著
ISBN 978-4-585-29127-5 Cコード 0098
刊行年月 2016年7月 判型・製本 四六判・並製 256 頁
キーワード 評論

定価:2,640円
(本体 2,400円) ポイント:72pt

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書籍の詳細

2016年で生誕150年、没後70年を迎えたH・G・ウェルズ(1866-1946)。SFの父と呼ばれ、「タイムマシン」「透明人間」「宇宙戦争」など、今にも読み継がれる作品を生み出してきた。
一方で、彼の作品は、核の脅威、自然破壊などの環境問題、遺伝子などからの人体改造に関する倫理と科学の問題など、現代につながる問題を先駆的に問うている。
産業革命の時代、科学の勃興の時代において、すでに科学の問題を先んじて捉えていた彼の作品を読み解き、その想像力の根底にある時代背景と時代への視点を探ることで、当時の科学へのまなざしと今につながる科学の根本問題を明確にする。

「来たるべき SFを見よ!
モダニズム文学史を一新する快刀乱麻ーー
これは現在望みうる最良のウェルズ再入門書だ。」
慶應義塾大学教授・巽孝之

ハーバート・ジョージ・ウェルズ(Herbert George Wells, 1866年-1946年)
『タイムマシン』(1895年)、『透明人間』(1897年)、『宇宙戦争』(1898年)など、数々の名作を残し、SFの父と呼ばれるイギリスの作家。
科学的知識を元に、科学技術を突き詰めた未来像を予見する作品を発表、作家コンラッドやジェイムズらから賞讃を得、人気を博した。後年は社会活動に力を入れるなど、その影響は多岐に渡った。

 

 

目次
はじめに ウェルズはわれらの同時代人
第1章 歴史の改変と『タイムマシン』
第2章 生命改造と『モロー博士の島』
第3章 自己改造と監視する目―『透明人間』
第4章 外からの侵略者と『宇宙戦争』
第5章 科学技術の暴走―『解放された世界』と『神々の糧』
第6章 来るべきユートピアとディストピア
おわりに H・G・ウェルズの遺産
プロフィール

小野俊太郎(おの・しゅんたろう)
1959年生まれ。文芸評論家。成蹊大学などで教鞭もとる。
著書に『スター・ウォーズの精神史』(2015年)、『フランケンシュタインの精神史―シェリーから『屍者の帝国』へ』(2015年)(いずれも彩流社)など、多数。

その他

「東京新聞(中日新聞)」(2016年7月31)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:長山靖生(思想史家))

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