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古代日本の儀礼と音楽・芸能

場の論理から奏楽の脈絡を読む
平間充子 著
ISBN 978-4-585-37006-2 Cコード 3073
刊行年月 2023年2月 判型・製本 A5判・上製 320 頁
キーワード 音楽,美術,日本史,平安,古代,中古,上代

定価:11,000円
(本体 10,000円) ポイント:300pt

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書籍の詳細
古代日本の音楽演奏の特質を体系的にとらえる

7~10世紀の日本における音楽・芸能は、誰がいつどこでどのように行い、観て聴いたのか。
人間の営みとしての音楽・芸能について、演奏と視聴という行為が繰り広げられた時間と空間=「場」が、どのような論理のもとで機能していたのかを検証。
正史・日記・儀式書などの記録類に見られる奏楽記事の精緻な読み解きや大陸音楽との比較を通して、奏楽が行われた儀礼の意義や展開をとらえるとともに、
それぞれの場で選択された音楽や芸能の法則性(脈略)や、君臣関係との結びつき、政治的・社会的意義を明らかにする。

 

 

目次
序 章 
一、本書の目的と研究史の整理
二、儀礼と音楽・芸能、その意義

第一部 大陸音楽の導入と展開
第一章 古代日本における葬送儀礼の芸能―大陸文化の導入とその政治的側面
はじめに
一、五世紀以前の日本における葬送儀礼と芸能
二、朝鮮半島及び中国の葬送儀礼と芸能
三、遊部と殯宮儀礼
四、天武天皇の葬送儀礼と芸能
むすびに代えて

第二章 踏歌節会の構造とその政治的意義―奈良時代を中心に
はじめに
一、踏歌節会の成立過程
二、踏歌節会の構造に見る政治的意義
三、群臣踏歌について
むすびに代えて

第三章 煬帝の百戯と日本の正月中旬饗宴儀礼―儀礼における奏楽の政治的意義について
はじめに
一、延暦以前の踏歌節会の構造とその変遷
二、煬帝の百戯について
三、射の儀礼と踏歌節会
四、日本古代の儀礼における奏楽
むすびに代えて

第四章 中国の百戯と日本の相撲儀礼
はじめに
一、国家儀礼としての百戯とその異民族性
二、芸能大会としての相撲儀礼
三、相撲節と散楽・雑技
四、《東遊》と近衛府
五、隼人の芸能と相撲
むすびに代えて

第二部 雅楽寮と左右近衛府の奏楽
第一章 五月五日節における芸能
はじめに
一、五月五日節の儀礼の構造
二、五月五日節の芸能とその意義
三、饗宴儀礼と奏楽―雅楽寮と左右近衛府
むすびに代えて

第二章 旬儀と宴の奏楽―平安前期の奉献的儀礼と左右近衛府の芸能
はじめに
一、旬儀と奏楽
二、桓武朝の奉献儀礼・宴と奏楽
三、旬儀の奏楽と左右近衛府
むすびに代えて

第三章 律令的秩序と雅楽寮の奏楽―二宮大饗、大臣大饗、列見・定考、御斎会を中心に
はじめに
一、二宮大饗・大臣大饗
二、元日節会と二宮大饗・大臣大饗―雅楽寮の奏楽を中心に
三、列見・定考
四、御斎会
むすびに代えて

第三部 君臣関係と儀礼、その表象としての奏楽
第一章 内宴・菊花宴と内教坊の奏楽―嵯峨天皇の政策を中心に
はじめに
一、内宴・菊花宴の構造
二、内宴・菊花宴の意義―天皇と文人の親密性
三、内教坊の舞楽
四、内宴・菊花宴での楽曲と中国の内教坊
むすびに代えて


第二章 男踏歌に関する基礎的考察
はじめに
一、何が行われたか
二、いつ行われたか
三、どこで行われたか―水駅・飯駅について
四、群臣踏歌との関連について
五、政治的状況との関連

第三章 平安時代の臨時祭における《東遊》
はじめに
一、賀茂社とその恒祭・臨時祭について
二、賀茂臨時祭の意義と《東遊》
三、規範としての賀茂祭
四、春日祭と《東遊》
五、《東遊》の意味するもの
むすびに代えて


終 章

あとがき

参考文献
史料の典拠刊本
初出一覧
索引
プロフィール

平間充子(ひらま・みちこ)
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター客員研究員。聖徳大学音楽学部講師(兼任講師)。
専門は日本音楽史、日本古代史。
共著に梅村恵子、片倉比佐子編『日本女性史論集7文化と女性』(吉川弘文館、1998年)、武内恵美子編『近世日本と楽の諸相』京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター、2019年)、古瀬奈津子編『古代日本の政治と制度―律令制・史料・儀式―』(同成社、2021年)などがある。

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