勉誠選書
ヤマタイコクハフクオカケンアサクラシニアッタ

邪馬台国は福岡県朝倉市にあった!!

「畿内説」における「失敗の本質」
安本美典 著
ISBN 978-4-585-22243-9 Cコード 0021
刊行年月 2019年9月 判型・製本 B6判・並製 288 頁
キーワード 日本史,古代,考古

定価:1,980円
(本体 1,800円) ポイント:54pt

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書籍の詳細
考古学の「針小棒大」を徹底批判―

日本の考古学は、いま、重い重い病にかかっている―データの示す「事実」が見えなくなる病いである。
考古学の世界では、有力者が強く主張すると、多くの研究者がいっせいにそちらになびいてしまう風潮がある。“ゴッドハンド”と呼ばれた藤村新一による旧石器捏造事件の反省は全く活かされていない。
本書は、前著『誤りと偽りの考古学・纒向―これは、第二の旧石器捏造事件だ!』に続いて、考古学研究者の「不都合な真実」を、邪馬台国研究の第一人者が徹底解明。
その例として岡村秀典著『鏡が語る古代史』を批判的に詳しく読み解くとともに、卑弥呼の都がなぜ福岡県朝倉市に存在したと考えられるのかを、明らかにしていく。

 

 

目次
はじめに

第1章 邪馬台国は、どこか―女王の都は、福岡県朝倉市にあった
 1 考古学的データの限界

第2章 頭の体操・京大教授、岡村秀典著『鏡が語る古代史』を読む―この本は、誤読・誤訳・勝手読みのオンパレードである
 1 「盖(がい)」は「蓋(きぬがさ、衣笠)」であって「金属」ではない
 2 原文の改竄
 3 「景初四年鏡」と「位至三公鏡」
 4 「銅は徐州に出で、師は洛陽に出ず」という銘文

第3章 「魔鏡」は、ほんとに、卑弥呼と結びつくのか―魔鏡現象は、「三角縁神獣鏡」だけに起きる現象ではない

おわりに―「畿内説」における「失敗の本質」
プロフィール

安本美典(やすもと・びてん)
1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集顧問。情報考古学会会員。
専攻は、日本古代史、言語学、心理学。
勉誠出版より『誤りと偽りの考古学・纒向―これは、第二の旧石器捏造事件だ!』[近刊]『神功皇后と広開土王の激闘―蘇る大動乱の五世紀』などのシリーズ(既刊22点)を刊行中。
これ以外の主な著書に、次のようなものがある。
日本古代史関係…『神武東遷』(中央公論社)、『卑弥呼の謎』(講談社)、『邪馬台国への道』(筑摩書房)、『研究史邪馬台国の東遷』(新人物往来社)、『吉野ケ里遺跡と邪馬台国』(大和書房)、『奴国の滅亡』(毎日新聞社)、『新説:日本人の起源』(宝島社)、『邪馬台国はその後どうなったか』(廣済堂出版)、『日本誕生記Ⅰ、Ⅱ』『邪馬台国の真実』(PHP研究所)など。
言語学関係…『日本語の誕生』(大修館書店)、『日本語の成立』(講談社)、『日本語の起源を探る』『卑弥呼は日本語を話したか』(以上、PHP研究所)、『日本人と日本語の起源』(毎日新聞社)、『言語の科学』(朝倉書店)、『言語の数理』(筑摩書房)など。

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