ニホンシンワトドウカユダヤジン

日本神話と同化ユダヤ人

田中英道 著
ISBN 978-4-585-22298-9 Cコード 1021
刊行年月 2020年12月 判型・製本 A5判・上製 320 頁
キーワード 日本史,古代,考古

定価:3,850円
(本体 3,500円) ポイント:105pt

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書籍の詳細
歴史の遺物の形象に、意味を探る―

ほとんど文献を欠いた考古学研究のための方法論の一つは、形象学(フォルモロジー)である。それは図像的、考古学的な意味だけではない。それ以上の歴史的意味、解釈学的意味がある。
美豆良をつけたユダヤ人埴輪により、日本に多くのユダヤ人が来ており、多大な日本文化に貢献したということが判明した。
火焔土器の形状から、紐状の縄文で、渦、水流、を縦横無尽に作り、そこには水に対する信仰があったことを解明する。
魅力的な8つの論考により、日本考古学・歴史学に大きな問題提起をする快著。

 

 

目次
第1論考 火焔土器は水紋土器である―縄文土器とは何か
はじめに―太陽の昇る国を目指して
第一章 日高見国の縄文文化が開花した 
第二章 日高見国・関東における縄文土器の変遷
第三章 縄文土偶、土器とは何であったか
第四章 縄文土偶の意味
第五章 土偶と土器の図像は同じであった
第六章 縄文装飾の意味
第七章 火炎土器ではなく水紋土器である
おわりに―水の神格化

第2論考 物部(もののふ)氏は関東「日高見国」からやって来た―香取神宮の重要性
はじめに―物部氏研究の現状
第一章 物部氏の祖といわれるニギハヤヒについて 
第二章 石上神宮と物部氏
第三章 『先代旧事本紀』と物部氏
第四章 『旧事本紀』ではどう神武天皇が語られるか
第五章 物部氏の分布
第六章 鹿島神宮(中臣氏)と香取神宮(物部氏)
第七章 物部氏と香取神宮
第八章 関東からの物部氏によって日本は支配された
おわりに

第3論考 皇紀元年(紀元前六百六十年)の意味とは何か―紀元節を再考する
はじめに―皇紀を忘れるべきではない
第一章 中国暦説は本当か
第二章 日本的年代の数え方
第三章 ニギハヤヒノミコト(饒速日尊)の系譜
おわりに

第4論考 スサノオ(建速須佐之男命)論
はじめに―日本の修史事業は誰が主体であったか
第一章 スサノオはなぜ「海」を治めるのか
第二章 なぜ「星」の神でないか
第三章 スサという名前
第四章 アマテラスとスサノオの「みずら」の意味
第五章 スサノオの乱暴狼藉とアマテラスの天の岩戸隠れ
第六章 「岩戸隠れ」と富士山の噴火
第七章 神々の相談と鏡
第八章 芸術の根源を示すアメノウズメの踊
第九章 天の香具山について
第十章 処罰と「八岐大蛇」殺し
第十一章 「根の国」とは何か
第十二章 スサノオと「牛頭天王」
おわりに―いまだに祀られている

第5論考 サルタヒコ(猿田彦)とはどんな神であったか
はじめに
第一章 「天孫降臨」とサルタヒコ
第二章 サルタヒコの風貌
第三章 サルタヒコはユダヤ人系だった
おわりに―猿楽とサルタヒコ

第6論考 日本武尊は誰であったか
はじめに―倭と日本の違い
第一章 兄弟殺し
第二章 熊襲襲撃
第三章 出雲討伐
第四章 東征
第五章 焼津の火攻め
第六章 征伐ではなく御巡幸であった?
第七章 伊吹山での死は何を意味するか
第八章 白鳥の行方
おわりに―なぜヤマトタケルは東国を打ったのか、そして大和に帰れなかったのか

第7論考 ユダヤ人的人物埴輪をどう理解するか―関東にあった「秦王国」
はじめに―人物埴輪の起源
第一章 東国に圧倒的に多い人物埴輪
第二章 帽子、美豆良、顎髭を持つ人物埴輪
第三章 不明とされた美豆良の人物埴輪
第四章 ユダヤ人の姿としての埴輪
第五章 ユダヤ人はなぜ日本に現れたのか
第六章 遺伝学からみた日本人とユダヤ人の共通性 
第七章 「秦王国」は何処にあったか
第八章 雄略天皇は秦氏を重用して朝鮮半島を支配した
第九章 国内に於いては「ユダヤ的」政治を行った

第8論考 ユダヤ系秦氏の歴史的系譜―始皇帝・徐福、弓月の君、そして秦河勝
はじめに―秦氏の系譜
第一章 秦の始皇帝はユダヤ人であった
第二章 始皇帝の父・荘襄王
第三章 徐福、日本にやってきたユダヤ人系一族
第四章 徐福一行は秦氏になった
第五章 徐福一行=秦氏としての活動
第六章 弓月の君から秦氏への系譜
第七章 秦河勝について

あとがき
参考文献一覧
プロフィール

田中英道(たなか・ひでみち)
1942年生まれ。歴史家、美術史家、東大文学部卒、ストラスブール大学Phd. 東北大学名誉教授、ローマ、ボローニャ大学客員教授。
主な著書に『日本美術全史』(講談社)、『日本の歴史』(育鵬社)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(講談社)いずれも欧語版、『芸術国家 日本のかがやき』『高天原は関東にあった』『日本の起源は日高見国にあった』『天孫降臨とは何であったのか』『日本人を肯定する』『邪馬台国は存在しなかった』『発見!ユダヤ人埴輪の謎を解く』『老年こそ創造の時代』『「国譲り神話」の真実』(勉誠出版)他多数。

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