日沼頼夫対談集
イヤクヲウツ

医・薬を撃つ

日沼頼夫 著
ISBN 978-4-585-05076-6 Cコード
刊行年月 2003年10月 判型・製本 四六判・上製 260 頁
キーワード

定価:3,080円
(本体 2,800円) ポイント:84pt

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書籍の詳細

基礎医学者10人との対話
医学・医療、科学のありかたを根底から照射する鋭く深い洞察
現代人の人間観に寄与する貴重な提言

時代の最先端を歩みつづける科学者による学問の貴重な証言と記録である。と同時に、今日の、そして明日の医学・医療のありかたへの厳しい警鐘とともに、そのあるべき道筋を指し示す提言と展望とが語られる。ここには、学問にたいする限りない情熱と探究心とが十全に吐露、開陳されており、人間性ゆたかな科学者の真摯にして高邁な精神の世界が広がっている。

 

 

目次
はじめに

肺結核と薬 螺良英郎
呼吸器疾患の源流としての結核/なぜ呼吸科医になったか/薬剤耐性の問題/薬の使い方と感染症との関係/環境問題と感染症/より安価な治療のために/東洋医学への考え方  

アレルギーと薬 宮本照正
アメリカで結核から/次に喘息/東大物療内科/アレルギー性疾患の現状/アレルギー性疾患の薬/ステロイド療法/金療法/経口トレランス療法/アレルギー病の薬の将来

泌尿器の治療 熊澤淨一
感染症研究事始/泌尿器科の感染症/性感染症/ウイルス感染/クラミジアの化学療法/ファッションマッサージ  

抗菌化学療法 嶋田甚五郎
京都は東山/研究事始は腎炎/腎炎の病因論/抗菌化学療法/静菌と殺菌/試験管内と生体内/耐性菌の問題/化学療法への過信の戒め

高脂血症と薬 山本 章
アブラヤ・動脈硬化・高血圧/ウイルス病因説/糖尿病・高脂血症/動脈硬化の発生機序/高脂血症の治療/野菜と茶  

癌の化学療法 仁井谷久暢
癌化学療法の黎明期/抗癌剤の特性/白金錯体の登場/癌化学療法の現状/制癌剤の将

動脈硬化症と薬 北 徹
戦争と学園紛争のさなかに/コレステロールと高脂血症/脂質転送蛋白/酸化LDL/酸化を予防、抑制するということ/エモリー大学とハーバード大学  

モルヒネ 武田文和
Quality of Life/モルヒネという薬/モルヒネ使用のタブーに挑む/モルヒネの使用量/匙加減のサイエンス  

肝疾患と薬 大西三朗
肝臓病と病因ウイルス/肝炎ウイルスのいろいろな型/インターフェロンによる治療/肝と自己免疫/肝の線維化を抑制する  

医とは何だろうか――あとがきに代えて

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