デジタルアーカイブノシンテンカイ

デジタルアーカイブの新展開

時実象一 著
ISBN 978-4-585-30009-0 Cコード 0000
刊行年月 2023年3月 判型・製本 四六判・並製 320 頁
キーワード アーカイブズ,博物館,図書館,現代社会

定価:2,310円
(本体 2,100円) ポイント:63pt

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書籍の詳細
デジタルアーカイブの世界の鳥瞰図を示す―

デジタルアーカイブを取り巻く環境や技術は日進月歩で変化・進化を遂げている。
本書は文化財のデジタル化や、映画・新聞・テレビ・ウェブなどメディアのデジタルアーカイブ、3DやAIを始めとする革新的技術の動向など、具体的な事例を豊富な図とともに紹介することで、デジタルアーカイブの最新の現状をわかりやすく解説した入門的な一冊!

【本書の特色】
・新型コロナウィルス感染症のアーカイブや、3D技術やドローンを使った撮影アーカイブなど、近年話題に上がるトピックスを多数紹介。
・読者の理解を助ける図版を多数掲載。重要なWebサイトについては、QRコードも併せて掲載。

 

 

目次
はじめに

第1章 災害とデジタルアーカイブ
1-1 新型コロナウィルス感染症をアーカイブする
1-2 東日本大震災を記録する
1-3 阪神淡路大震災を記録する

第2章 文化を保存するデジタルアーカイブ
2-1 文化財
2-2 デジタルアーカイブ・ポータル
2-3 書籍
2-4 写真・動画

第3章 メディアを保存するデジタルアーカイブ
3-1 新聞
3-2 テレビ
3-3 映画
3-4 コロナと演劇アーカイブ
3-5 マンガとゲーム
3-6 ウェブアーカイブ

第4章 3DとAIが記録する世界
4-1 戦争・災害と3D
4-2 ドローンの活躍
4-3 VR/ARを活用する博物館・美術館
4-4 画像を自由にあやつるIIIF
4-5 OCRの進歩
4-6 カラー化でよみがえる白黒写真
4-7 みんなで翻刻

第5章 デジタルアーカイブは生きている
5-1 デジタルアーカイブの学術・教育での活用
5-2 ウィキペディアと市民アーカイブ
5-3 デジタル人文学
5-4 企業の知的資産をデジタルアーカイブに
5-5 学術論文のアーカイブ
5-6 公文書

第6章 おわりに デジタルアーカイブの周辺
6-1 記録と保存
6-2 オリジナルの保存
6-3 アーカイブとフェイク
6-4 改革される著作権法制

あとがき
プロフィール

時実象一(ときざね・そういち)
1944年生まれ。東京大学大学院情報学環高等客員研究員。
専門はデジタルアーカイブ、学術情報、ウェブ検索、ウィキペディア。
主な著書に『研究者のコピペと捏造』(樹村房、2018年)、『コピペと捏造』(樹村房、2016年)、『デジタル・アーカイブの最前線』(講談社、2015年)などがある。デジタルアーカイブ学会理事。

書評・関連書等

★書評・紹介★
「デジタルアーカイブ学会誌」Vol.7.No.3(2023年8月1日刊行)に書評が掲載されました。
 →評者:中西智範氏(早稲田大学 坪内博士記念演劇博物館)

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