現在、世界各地で多発している国境紛争も宗教対立も人種問題も、武力に訴えるのではなく、人間の叡智を集めれば必ず回避することができるはずです。
世界の戦死者の中で特攻隊員ほど多くの遺書・遺稿を残した兵士はいないとされています。
特攻志願した時から、現実に特攻出撃するまでに、何週間か、何ヵ月間の時間があったため、特攻隊員たちはじっくりと生の意義と死の意義を考えることができたからです。
彼らの書き残した遺書・遺稿は人類にとってもっとも重要な文化遺産の一つであり、そこには戦争のない世界を作るための叡智が凝縮されているといっても過言ではないのです。