イッキュウシノシュウヘン

一休詩の周辺

漢文世界と中世禅林
岩山泰三 著
ISBN 978-4-585-29108-4 Cコード 3095
刊行年月 2015年11月 判型・製本 A5判・上製 472 頁
キーワード 漢文,比較文学,古典,室町,中世

定価:13,200円
(本体 12,000円) ポイント:360pt

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書籍の詳細

中世禅林で最も異彩を放つ風狂の僧一休宗純。
彼の『狂雲詩集』は、我が国の漢文学史においても極めて特異な位置を占めている。そこに内包された中国古典世界の特質を究明し、一休の詩作の基盤となった五山文学など周辺に広がる漢文世界をも照らし出す。

 

 

目次
はじめに
凡 例

第一章 一休八景詩素描
 第一節 『狂雲詩集』のテキストについて―八景詩を中心に
 第二節 引き裂かれた臥遊世界

第二章 一休と中国の詩人たち
 第一節 杜牧
 第二節 林和靖
 第三節 杜甫―成都から虁州へ

第三章 五山詩における楊貴妃像
 第一節 私語から虚語へ
 第二節 『後素集』玄宗楊貴妃関係画題攷
 第三節 題画詩と『後素集』巻三の楊貴妃像

第四章 一休の古典女性像
 第一節 楊貴妃(上) 五山詩からの逸脱
 第二節 寒鴉詩群の形象問題
 第三節 「黄陵廟」詩の構造
 第四節 王昭君
 第五節 楊貴妃(下) 海棠の形象

附 章
 第一節 『唐物語』における和様化(一) 楊貴妃
 第二節 『唐物語』における和様化(二) 王昭君(※鄭新超と共著)
 第三節 「閑居友」下巻第七話と龐居士説話
 第四節 五山の中の少年易老詩



初出一覧
あとがき
引用資料索引
(一)一休詩文
(二)五山詩文
(三)中国詩文
(四)漢籍
(五)和書
プロフィール

岩山泰三(いわやま・たいぞう)
早稲田大学第一文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程修了、同博士後期課程単位取得。博士(文学)。現在山東大学(威海)翻訳学院日本語学部講師。専門は日本中世禅林文学、和漢比較文学。
共著に、『朱子絶句全訳注』第三冊(宋元文学研究会編、汲古書院、1997年)、講談社学術文庫『唐物語』(小林保治編著、講談社、2003年)などがある。

書評・関連書等

「和漢比較文学」第五十七号(2016年8月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:朝倉和(広島商船高等専門学校教授))

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