カートは空です。
商品2303/3374
多様な性のかたち。性規範のもとで葛藤・苦悩する人々男装を禁止されても止めず遠島に処された女、女装姿で貸金業を営み女に求婚した男、男同士の夫婦、陰間茶屋で男色に従事する美少年たち―。社会規範からの逸脱の実態を記録した事件史料を読み解く。
長島淳子(ながしま・あつこ)1954年埼玉県生まれ早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。日本近世史・女性史専攻。博士(文学、早稲田大学、2005年)。総合女性史学会代表・国士舘大学非常勤講師・早稲田大学エクステンションセンター講師。これまで早稲田大・千葉大・上智大・川村学園女子大・群馬大学大学院などで講師を務める。日本歴史学協会常任委員。主な著書に、『幕藩制社会のジェンダー構造』(校倉書房、2006年)、『歴史のなかの家族と結婚』(共著、森話社、2011年)、論文に、「近世農村の「家」経営と家族労働にみるジェンダー」(『ジェンダー史叢書6 経済と消費社会』(明石書店、2009年)、「菅江真澄のみた農村女性たち」(『真澄学』第5号、2010年)、「日本近世における異性装の特徴とジェンダー」(『歴史のなかの異性装』アジア遊学210号、勉誠出版、2017年)などがある。
・「産経新聞」(2017年11月26日)の読書欄内の「手帖」にて、本書の紹介文が掲載されました。・「信濃毎日新聞」(2017年12月31日)にて、本書の書評が掲載されました。・「山梨日日新聞」(2018年1月7日)にて、本書の書評が掲載されました。・「京都新聞」(2018年1月7日)にて、本書の書評が掲載されました。・「図書新聞」(2018年6月23日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:三橋順子(性社会文化史研究者・明治大学非常勤講師))