精神科医からのメッセージ
シャルコー

シャルコー

力動精神医学と神経病学の歴史を遡る
江口重幸 著
ISBN 978-4-585-05279-1 Cコード 0047
刊行年月 2007年11月 判型・製本 四六判・上製 232 頁
キーワード 現代社会

定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細

十九世紀末のパリで威光を放ったシャルコーの業績は、当時の神経学や力道精神医学ばかりか、黎明期の日本の神経学にも大きな影響を与えた。
ここでは、シャルコーの「大ヒステリー=大催眠論」理論をはじめとする視点が、今日われわれが出会っている「シャルコー的問題」、すなわち心身問題、動物磁気、催眠と精神療法、言語と記憶、遺伝変質論、宗教的治療論などを考える際に不可欠の枠組みであることを見てゆく。

※書評掲載
フランス語・フランス文化専門の月刊誌「ふらんす」(白水社、2008.2.25)に詳細な書評が掲載されました。(評者:岩田誠)

 

 

目次
はじめに
第一章 すべてはシャルコーからはじまる
第二章 男性ヒステリーとは?―『神経病学講義』より
第三章 シャルコー神経病学の骨格
第四章 大ヒステリー=大催眠理論の影響―フロイト・ジャネ・トゥーレット
第五章 シャルコーとサルペトリエール学派
第六章 『沙禄可博士神経病臨床講義』―『火曜講義』日本語版の成立と三浦謹之助
第七章 シャルコーの死とその後
第八章 シャルコーと十九世紀末文化―ゴッホのパリ時代と『ルーゴン=マッカール叢書』
終 章 ヒステリーの身体と図像的記憶
あとがき

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