チュウセイセツワノニンゲンガク

中世説話の人間学

小林保治・藤本徳明 著
ISBN 978-4-585-05371-2 Cコード 0091
刊行年月 2007年5月 判型・製本 四六判・並製 300 頁
キーワード 説話,中世

定価:2,090円
(本体 1,900円) ポイント:57pt

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書籍の詳細

説話集を通し、人間の姿を読み明かす。
『今昔物語集』『古今著聞集』『十訓抄』などの説話集の中から、さまざまな示唆に富むエピソードを抽出し、紹介する。
思わずニヤリとさせられる話から、深く考えさせられる話まで、本書を通じて、説話集の懐の広さを充分に味わうことができるだろう。
教養と生きるヒント満載の好著。

 

 

目次
1 大事のときにも慈悲の心 
2 心の緩みが招く災い
3 空海の演出力
4 賢者の一失、愚者の一得
5 屈辱は未然に絶つ
6 醍醐天皇の名推理
7 成功のための説得術
8 三善清行と妖怪の話
9 客の前では犬も叱らず
10 友人、伴侶の選び方
11 菩薩さまのご方便
12 藤原時平の略奪愛
13 心をいつわらずに生きる
14 藤原実定らの〈やらせ〉劇
15 信念と闘争心の持続
16 わらしべ長者の話
17 油断の失敗から学ぶ
18 泥棒法師の早とちり
19 目先しか見ぬ者の悲劇
20 天下の勇将、源義家
21 保身の術三ヶ条
22 常識に殉じない
23 山伏と姫君の恋愛
24 けちん坊の自業自得
25 非情になりきる

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