オオシロタツヒロブンガクアルバム

大城立裕文学アルバム

黒古一夫 編
ISBN 978-4-585-09044-1 Cコード
刊行年月 2004年3月 判型・製本 A5判・並製 152 頁
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定価:2,750円
(本体 2,500円) ポイント:75pt

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書籍の詳細

「沖縄」を体現する作家の歩み。
沖縄初の芥川賞作家・大城立裕。
大城文学の根源と、共に歩んできた沖縄の戦前・戦中・戦後の歴史を貴重な写真と本人による回想で描く。
沖縄文学、そして沖縄を理解するための待望の文学アルバム。

―大城立裕・刊行の言葉―
敗戦で上海を引きあげたとき、写真の持ち帰りを禁じられましたが、私とともに生き延びた写真があります。それらを並べてみたら、「沖縄」と私自身が二重写しになって見えます。生家の風景を出発に、学校、家庭の内と外、勤めと執筆、演劇、取材と公用の国内外の旅行などなどの写真に、思い出のようなものを書き添えました。それに研究者のみなさんが、いろいろの紹介を書いてくださいました。芝居の舞台にのったようで、照れくさいのですが、観客になって楽しんでいただけたら、と思います。

 

 

目次
―アルバム・回想―
誕生
小学校時代
コラム:ペンネームは映田暁星 雨宮喜一
中学校時代
コラム:中学校時代の思い出 漢那用全
東亜同文書院時代
コラム:異国の学窓で 大城将保
帰国して
教師時代
文藝サロン、作家の出発
家族
公務員生活
芥川賞を受賞
取材風景―離島を訪ねて
初期三部作「沖縄の命運」
海洋博
海外にて(一九七三〜一九八五)
博物館館長として
コラム:二足の草鞋 大城将保
中期三部作「琉球・神から人間へ」
劇作の世界
コラム:創作劇の演出をして 幸喜良秀
各賞受賞と沖縄文学フォーラム
後期三部作「戦争と文化」
海外にて(一九九五〜一九九八)
近況

―書き下ろし―
「オキナワで文学五〇年」 大城立裕
・大城文学を読み解く
大城立裕と中国/川村湊
占領下の沖縄と大城文学/岡本恵徳
可視/不可視の暴力と身体のポリティックス/本浜秀彦
歴史の決算/仲程昌徳
大城立裕における沖縄の伝統の(再)発見/ダビンダー・ボウミック
大城文学に描かれた女性像/与那覇恵子
大城文学と沖縄の生活/大野隆之
『オキナワ』と『ヤマト』/黒古一夫

―著作一覧―

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