カカリムスビコウ

かかりむすび考

舩城俊太郎 著
ISBN 978-4-585-28010-1 Cコード 3081
刊行年月 2013年11月 判型・製本 A5判・上製 344 頁
キーワード 国語学,日本語,江戸,近世

定価:10,780円
(本体 9,800円) ポイント:294pt

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書籍の詳細

本書は、3部よりなり、江戸時代に本居宣長が『ひも鏡』を出版して以降、種々議論のおおい〈かかりむすび〉について、多面的に考察し、従来の説を再検討する。
第1部は、本居宣長による〈かかりむすび〉の法則についての著書である『ひも鏡』と『詞の玉緒』、特に『ひも鏡』について、その成立事情を考察する。
第2部は、宣長が『ひも鏡』で提示し、『詞の玉緒』によって国学者間に普及した〈かかりむすび〉の法則が、江戸時代において実際はどのように理解されていたか、またそれが、明治以降、特に山田孝雄によってどのように理解されて、その説が現在にどのような影響をおよぼしているかを、主に〈かかり〉の「は」「も」「徒」および「何」をめぐってあきらかにする。
第3部は、日本の古代語に特有の語法であり現代語には存在しないとされる〈かかりむすび〉について、古代語のそれと似たような呼応現象が現代日本語にも存することを指摘し、これによって〈かかりむすび〉とおなじような語法が現代語に再生していると思われることを論述する。

 

 

目次
本書のあらまし

第一部 本居宣長の〈かかりむすび〉研究とその関係資料
序章 『ひも鏡』の概要とその名称について
第一章  『ひも鏡』の類似文献
第二章  『三集類韻』について
終章 『詞の玉緒』の概要と、第一部でとりあげる資料についての関係まとめの図

第二部 宣長の〈かかりむすび〉説の受容と誤解
序章 江戸時代の『ひも鏡』『詞の玉緒』についての著述と山田孝雄の〈かかりむすび〉説の誕生
第一章 「は」「も」の〈かかり〉と『詞の玉緒』の〈活用〉研究史上の位置
第二章 「徒」について
第三章 「何」の〈かかり〉 ― 疑問詞疑問文は連体形で終止する ―
終章 山田孝雄の〈かかりむすび〉説の影響

第三部 〈かかりむすび〉の再生
第一章 間投助詞と終助詞類との呼応現象の指摘
第二章  間投助詞と終助詞類の呼応現象についての考察

あとがき
初出一覧
索引
附録 『ひも鏡』の図(本居宣長記念館蔵)
プロフィール

舩城俊太郎(ふなぎ・しゅんたろう)
1944年生まれ。新潟大学名誉教授(新潟大学フェロー)。専門は国語史・国語学史。
著書に『「三集類韻」―影印と研究―』(勉誠社、1980年)、『院政時代文章様式史論考』(勉誠出版、2011年)、『国文法講座3』(「係結び」の項、担当)(明治書院、1987年、共著)、論文に「今昔物語集の三つの文章要素」(『国語国文』1986年3月)、「『間』の“分布”」(『国語学』156集、1989年)がある。

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