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近衛信尋・中院通村・烏丸光広・道晃親王・鳳林承章等、近世初期を代表する貴顕や文化人たちが周囲に群集し、堂上地下の枠組みを越えた人的ネットワークを形成した後水尾院。古典学や有職学の復興を領導した院の文事を明らかにする論考、未公刊歌集資料4点、そして800頁を越える年譜稿により後水尾院の総体とその時代の実相を再現する画期的成果。*こちらの商品は二分冊(分売不可)となっております。
日下幸男(くさか・ゆきお)1949年大阪府生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。龍谷大学文学部教授。著書に、『細川幽斎聞書』(和泉書院、1989年)、『近世古今伝授史の研究 地下篇』(新典社、1998年)、『歌論歌学集成』14(共著、三弥井書店、2005年)、『中世近世和歌文芸論集』(編著、思文閣出版、2008年)、『類題和歌集』(和泉書院、2010年)、『中院通勝の研究―年譜稿篇・歌集歌論篇―』(勉誠出版、2013年)などがある。