アジア遊学212
セキガハラハイカニカタラレタカ

関ヶ原はいかに語られたか

いくさをめぐる記憶と言説
井上泰至 編
ISBN 978-4-585-22678-9 Cコード 1321
刊行年月 2017年8月 判型・製本 A5判・並製 216 頁
キーワード 日本史,戦国時代,中世

定価:2,420円
(本体 2,200円) ポイント:66pt

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書籍の詳細
多層にわたる戦いのイメージ

関ヶ原の戦いとは慶長五年九月十五日の合戦のみをさすものではなく、秀吉政権後の体制を巡り、全国各地で石田方・徳川方に別れて行われたいくさのことである。
この戦いのイメージは、文学・演劇・屏風・絵巻など様々なメディアによって表象され、伝えられてきた。
歴史学と文学研究の成果を踏まえ、虚像(文学および美術)を中心に武将の銘々伝的アプローチを行い、この多様な語りの諸相を整理し、関ヶ原の戦いのイメージの形成過程を明らかにする。

 

 

目次
〔序文〕関ヶ原の戦いのイメージ形成史 井上泰至
石田三成―テキスト批評・中野等『石田三成伝』 井上泰至
小早川秀秋―大河内秀連著『光禄物語』を中心に 倉員正江
〔コラム〕大阪歴史博物館蔵「関ヶ原合戦図屛風」について 高橋修
大谷吉継―軍師像の転変 井上泰至
小西行長―近世の軍記から演劇まで 原田真澄
島左近―『常山紀談』の逸話などから 田口寛
〔コラム〕関ヶ原合戦図屏風の近世 黒田智
吉川広家―「律儀」な広家像の形成と展開 山本洋
安国寺恵瓊―吉川広家覚書と『関ヶ原軍記大成』を中心に 長谷川泰志
黒田長政―説得役、交渉役として 菊池庸介
関ヶ原合戦と寺社縁起 黒田智
福島正則―尾張衆から見た関ヶ原の戦い 松浦由起
加藤清正―関ヶ原不参加は家康の謀略によるものか? 藤沢毅
島津義弘―島津退き口の歴史叙述 目黒将史
伊達政宗―近世軍書に描かれたその姿の多様性 三浦一朗
〔コラム〕「北の関ヶ原合戦」をめぐる史料について 金子拓
徳川家康―天下太平への「放伐」 濱野靖一郎
プロフィール

井上泰至(いのうえ・やすし)
防衛大学校教授。専門は日本近世文学。
主な著書に『近世刊行軍書論』(笠間書院、2014年)、『近世日本の歴史叙述と対外意識』(編著、勉誠出版、2016年)などがある。

書評・関連書等


◆正誤表ファイルは以下からダウンロードできます。
『関ヶ原はいかに語られたか』正誤表


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