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真田宝物館(長野市松代町)が収蔵する松代藩第六代藩主・真田幸弘(菊貫)が同座した点取俳諧資料集『菊の分根』の百韻・五十八巻を原本に忠実に翻刻。詳細な解題・ 解説を附す。武家と庶民の身分を越えた交流の様相を知ることができ、俳諧研究のみならず、江戸時代語を研究する国語学や、地方と中央を結ぶ歴史学、俳句に詠みこまれた風俗研究等の発展に大きく寄与する一書。
玉城司(たまき・つかさ)1953年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。上田女子短期大学特任教授。清泉女子大学人文科学研究所客員所員。専門は近世俳諧史。主な著書に、『蕪村句集』(角川ソフィア文庫、2011年)、『一茶句集』(同2013年)、共編著に、『元禄名家句集略注 上嶋鬼貫篇』(新典社、2021 年)などがある。小幡伍(おばた・あつむ)1936年生まれ。信州大学教育学部卒業。長野県下で高校英語教諭。専門は英語教育。退職後、長野高専、長野県警察学校などで英語、郷土史、教養講座などの講師を勤める。主な著書に、『松代歴史散策』(鬼灯書籍、2009 年)、『続・松代歴史散策』(龍鳳書房、2017 年)、共編著に『松代見て歩き』(真田宝物館、2002 年)、『真田宝物館への招待』(同、2003 年)、『松代城ものがたり』(同、2004 年)などがある。
★書評・紹介★「信濃毎日新聞」(2021年4月20日)に、著者インタビュー記事が掲載されました。