アジア遊学237
ドウキョウカラヨミトクニカラヨンセイキノヒガシアジア

銅鏡から読み解く2~4世紀の東アジア

三角縁神獣鏡と関連鏡群の諸問題
實盛良彦 編
ISBN 978-4-585-22703-8 Cコード 1320
刊行年月 2019年9月 判型・製本 A5判・並製 256 頁
キーワード 東アジア,世界史,日本史,古代,考古

定価:3,080円
(本体 2,800円) ポイント:84pt

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書籍の詳細
鏡がすべて教えてくれる

考古学において、銅鏡研究は、最も進んでいる分野の一つである。漢~三国期の中国製銅鏡は、弥生~古墳時代の日本列島に多くもたらされた。三角縁神獣鏡をはじめとして、列島においては政治的な意味をも帯びた器物として珍重されたと考えられており、その研究の進展は中国考古学のみならず、日本古代の政治社会史研究にも寄与してきた。
本書は文献史、美術史、技術史、宗教、政治…多角的な成果を盛り込み、銅鏡研究の第一線から、古代東アジアのすがたをあぶり出す。21世紀初、待望の銅鏡の総合的研究書!!

 

 

目次
序文 銅鏡研究と日本考古学 實盛良彦
総論 東アジア世界と銅鏡 森下章司

Ⅰ 中国の鏡
後漢・三国鏡の生産動向 上野祥史
後漢鏡の図像解釈―中国美術史上における儒教図像の意義 楢山満照
鋳造技術からみた後漢・三国時代の銅鏡 南健太郎
類書に映る鏡の記述―『藝文類聚』を例に 佐藤裕亮

Ⅱ 倭でつくられた鏡
倭における鏡の製作 加藤一郎
倭独自の文様を持つ小型鏡の創出と展開 脇山佳奈
倭鏡に見る「王権のコントロール」 林正憲

Ⅲ 三角縁神獣鏡と関連の鏡
三角縁神獣鏡生産の展開と製作背景 岩本崇
黒塚古墳三角縁神獣鏡の鋳上がりと切削研磨の程度からみる製造状況―二面同形二十号・三十二号鏡の調査から 三船温尚
画文帯神獣鏡の生産 村瀨陸
華北東部の銅鏡をめぐる諸問題 馬渕一輝
斜縁鏡群と三角縁神獣鏡 實盛良彦

Ⅳ 銅鏡から歴史を読む
新見東呉尚方鏡試考 朱棒/藤井康隆(訳・解題)
二・三・四世紀の土器と鏡―土器の併行関係と出土鏡からみた暦年代を中心として 久住猛雄
日本列島における銅鏡の流通と政治権力―二~四世紀を中心に 辻田淳一郎

跋文 銅鏡から読み解く二・三・四世紀の東アジア 實盛良彦
プロフィール

實盛良彦(じつもり・よしひこ)
四條畷市教育委員会生涯学習推進課主任。専門は東アジア考古学。
主な著書・論文に、『四條畷市史 考古編』(共著、2016年)、「斜縁神獣鏡・斜縁四獣鏡の製作」(『考古学研究』59巻3号、2012年)、「漢末三国期の斜縁鏡群生産と画像鏡」(『ヒストリア』259号、2016年)などがある。

その他

「東方」第464号に紹介文が掲載されました。

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