SCIENCE of HUMANITY40
ニホンキュウセッキガクノサイシュッパツ

日本旧石器学の再出発

36人の提言
編集部 編
ISBN 978-4-585-07041-2 Cコード
刊行年月 2002年6月 判型・製本 A5判・並製 186 頁
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定価:2,640円
(本体 2,400円) ポイント:72pt

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目次
はじめに■竹岡俊樹

第1部 捏造事件の問題のありか
●研究者たちは何を考えているのか
 袖原3、上高森の検証発掘に学ぶこと■渋谷孝雄
 いま一度コトからモノへ■穴沢和光
 前期旧石器捏造事件を踏まえて■佐藤雅一
 どうして、遺跡に遺物が残されるのか■鶴田典昭
 手続きを守る姿勢■町田勝則
 後期旧石器時代はどこまで遡るのか■中島庄一
 考古学におけるアマチュアリズムということ■堤 隆
 蝶と、みみずと、旧石器…■高見俊樹
 今後の「前期旧石器時代」研究について■小菅将夫
 前期旧石器捏造の社会学■大工原豊
 分かりやすさの代償■田中英司
 旧石器捏造問題と研究者の良心・責任■吉川國男
 見果てぬ夢■田村 隆
 前・中期旧石器の虚構■道澤 明
 これぞ社説だ■齊藤基生
 前期旧石器研究の再出発■西村勝広
 新聞報道と日本考古学■安川豊史
 捏造問題に寄せて■沖 憲明
 四国のとまどい■多田 仁
 考古学研究は実物検証が命■中村修身
 中期旧石器時代研究と九州地方■木崎康弘
 旧石器捏造事件の渦中の中で■和田好史
●ジャーナリストたちが指摘する問題
 信頼回復のために■東 富貴
 学問的解決、そして社会的解決とは…■渡邊さくら
 旧石器考古学の再生に向けて■野口尚彦
 前期旧石器研究の行方■片岡正人
 基本の進化人類学を忘れた砂上の楼閣■河合信和
 コギト・エルゴ・スム■玄 昶日
 取材で感じた違和感■小軽米聡
 考古学的「発見」に神は手を貸さない■高山秀子
 考古学は科学なのか■松岡資明
 考古学者を取材して■堀田 優

第2部 宮城県における「捏造問題」の現状
 遺跡発掘捏造問題調査について■今野隆吉
 宮城県座散乱木・中峯C・馬場壇A遺跡の石器群の分析■竹岡俊樹
 捏造問題の本質■角張淳一

第3部 「丹生論争」とは何だったのか
 「丹生文化発見」見聞記■中村知康
 大分県丹生遺跡の再検討(中間報告)■竹岡俊樹

後記■竹岡俊樹

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