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7世紀から11世紀にかけて古代の北海道と日本列島、大陸を往還した多彩な「北の財」。その実態と歴史的・文化的意義を最新の古代史・考古学研究の成果から実証的に検討する。対外交易をめぐって揺れ動くアイヌの社会と精神文化の形成・変容を捉える。
蓑島栄紀(みのしま・ひでき)1972年神奈川県生まれ。2000年、國學院大學大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(歴史学)。苫小牧駒澤大学国際文化学部の勤務をへて、現在、北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授。日本古代史専攻。主な研究分野は古代日本の北方史、北東アジア史、アイヌ史。著書『古代国家と北方社会』(吉川弘文館、2001年)、編著に『アイヌ史を問い直す―生態・交流・文化継承―』アジア遊学139号(勉誠出版、2011年)、主な論文に「古代北海道地域論」『岩波講座日本歴史 第20巻 地域論(テーマ巻1)』(岩波書店、2014年)などがある。
「日本歴史」(2016年10月号)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:武廣亮平(日本大学経済学部教授))