チュウセイコウフクジノモンセキ

中世興福寺の門跡

高山京子 著
ISBN 978-4-585-10443-8 Cコード 3041
刊行年月 2010年3月 判型・製本 A5判・上製 400 頁
キーワード 仏教

定価:10,780円
(本体 9,800円) ポイント:294pt

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書籍の詳細

中世寺院社会における「門跡」の実態を探る
古代より藤原氏の氏寺として発展し、また法相宗寺院として南都寺院社会の中心に位置してきた興福寺。院政による摂関家の政治的権威の低下、南都焼き討ちから武家の台頭など、中世の激動期において、興福寺内部では組織存続のためにどのような動きがあったのか。寺内の頂点に立つ「門跡」のあり方、寺院社会内での位置付けを各種資料から精緻に読み解き、中世寺院社会の実態を明らかにする。

 

 

目次
第一部 興福寺と藤原氏
氏長者と勧学院(大学別曹としての勧学院/勧学院の興福寺・春日社の管掌/「勧学院」と南曹弁)
藤氏長者宣と氏長者(「藤氏長者宣」の形態/南曹弁と文書/興福寺と藤氏長者)

第二部 門跡の組織と経営
一乗院・大乗院院主の相承(「院主次第」/院家領の変遷と集積/院主の相承)
門跡の組織(寺僧の身分構成/大乗院家の構成)
門跡と評定衆(「門跡評定」/「院務始」と評定/門主と評定衆)
坊官の記録(禅南院清玄の記録/坊官と記録)

第三部 門跡と教学
門跡の修学(「学問初」と「師範」/門跡と「同学」/門跡の法会出仕と修学)
中世維摩会の変遷と門跡(維摩会の変容と僧綱位/維摩会関係の記録と相伝/門跡と維摩会)
興福寺門跡と「二明聖教」(大乗院門跡による正願院経蔵の相承/「二明重書」とは/門跡と聖教)

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