ニホンノモジブンカヲサグル

日本の文字文化を探る 

日仏の視点から
クリストフ・マルケ マリアンヌ・シモン=及川 クレール碧子・ブリッセ パスカル・グリオレ 共編
ISBN 978-4-585-03213-7 Cコード 1020 
刊行年月 2010年2月 判型・製本 A5判・上製 448 頁
キーワード 日本史,日本語,文化史,出版

定価:8,800円
(本体 8,000円) ポイント:240pt

 品切 
書籍の詳細

世界最古の木版印刷からインターネット時代の漢字情報処理まで

書道文化、整版印刷から活字印刷への移行、テキストの図像化、書籍の流通、近現代の活字書体の変遷と漢字の電子処理、漢字政策など、日本の文字文化・出版文化に関わる重要な問題を多角的な視点から探る。

 

 

目次
目 次

序/クリストフ・マルケ 

■第一章 毛筆から活字へ

書の世界―定家様―現代までのその流れ―/名児耶明
碧眼の『日葡辞書』が見た日本の書道文化/安藤隆弘
仮名の「散らし書き」の性質をめぐって/パスカル・グリオレ
天平の木版印刷から明治の木村嘉平まで―日本の木版印刷における刻工―/近藤高史
十九世紀ヨーロッパ・中国での明朝体活字の開発と日本への伝播/小宮山博史
エレキテルの時代―文章作成の機械化―/パスカル・グリオレ
戦後の漢字政策の構図と文字コードの迷路/家辺勝文

■第二章 テキストの図像化

院政時代における宗教的・詩的クリプトグラフィー―『久能寺経』「薬草喩品」巻第五の見返し絵をめぐって―/クレール碧子・ブリッセ
筆描と刻線の接近―容與堂刊『水滸伝』(一六一〇序)の挿絵版画と明代の山水画―/小林宏光
絵入り版本『義経記』の挿絵をめぐって―近世前期の出版をめぐる一考察―/出口久徳
江戸時代の文字遊び/稲垣進一
葛飾北斎と文字絵の世界/マリアンヌ・シモン=及川
河鍋暁斎の絵本/及川 茂

■第三章 本の流通と形態の変遷

江戸時代の書籍流通/鈴木俊幸
明治期の印刷と出版―近代文芸書装幀の変遷を中心に―/岩切信一郎

編集後記/ 編者を代表して パスカル・グリオレ
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